2017年06月02日 1479号

【関電高浜再稼働糾弾 中嶌哲演さんが断食/本店前抗議行動に市民連帯】

 5月17日午後5時、関西電力は高浜原発(福井県)4号機の再稼働を強行。高浜現地も、大阪市の関電本店前も市民の激しい怒りに包まれた。

 直前には各地で「再稼働を断念せよ」の声が上がった。

 関電本店前では15〜17日の3日間、原発30キロ圏内の小浜市・明通寺住職の中嶌哲演さんが断食(ハンガーストライキ)で抗議。「あとからくる者のために」と題した断食声明では「福島原発震災から6年、『フクシマ』の被災者たちに心を寄せ、抜本的で包括的な救済を願い、また、若狭に『第二のフクシマ』を断じて繰り返させないことを願い、断食を始めました」。再稼働断念を強く求めた。

 中嶌さんは「消費地元である関西でも、お一人お一人が考え、たとえ1食でも断食して少しひもじい思いをしていただいて反対の気持ちを表し、その食費分を反対運動資金に振り込んでいただければ」と静かに訴える。

 ハンストには関西の多くの市民団体・個人が協力。1日共に断食する市民、歌、アピール、コールの支援も。福島の被災者、障がい者、沖縄反基地を訴える人など支援の市民がひっきりなしに訪れた。ZENKO関電前プロジェクトメンバーも宣伝行動や「毎金曜の関電前行動で訴え続ける」とアピールで連帯した。

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