2017年06月16日 1481号

【共謀罪廃案署名に手応え 関西一斉行動/メール覗かれるの絶対イヤだ=z

 共謀罪法案強行採決へ暴走する政府と自公維新。市民の怒りは国会前だけでなく、地域にあふれ始めた。

 6月3〜4日に関西4府県の一斉署名行動。大津、京都、豊中、茨木、枚方(ひらかた)、寝屋川、堺、西宮各市と大阪市の1週間連続行動を含めるとのべ25か所以上、約100人が共謀罪廃案、安倍内閣退陣署名を呼びかけ、共謀罪署名は2日間で366筆が寄せられた。

 大阪市では、地域のすみずみにまで署名を届けようと5月28日から6月3日まで、城東区の商店街、スーパー、駅頭など計16か所で署名行動を展開した。参院審議入りの29日には、「テロとか怖いけど、この法律は絶対あかんわな」「お願いだから止めてください」との反応。元自衛隊員の男性が「これはかつての治安維持法だから反対です」と署名する姿もあった。

 日に日に確かな共感が返る。若い世代からも、「メールのぞかれるのは絶対イヤだ」と語る男性や「(治安維持法で殺された)小林多喜二、知ってる」という高校生が「名前だけでも」と署名。「共謀罪は手応えが良くなったような気もする」「今日は今までで一番反応よかった」というスタッフが出てきた。

 連続行動最終日の3日は京橋駅京阪モール前で15人が4時間半取り組み、共謀罪廃案署名は169筆。1回の行動としては過去最高の集中だ。安倍退陣署名87筆、介護・福祉の切り捨て反対署名への協力もあった。署名の机に自らやって来て「安倍はひどい」と署名した二人連れの女性、「何してるの」と寄って来て「反対です」と話した小学生などうれしい出会いも。共謀罪反対の声は確実に広がっている。



秘密法、戦争法、共謀罪 ともにNO!

 「秘密法廃止へ6の日行動」の6月6日、国会前には600人が結集。共謀罪反対署名累計144万3550筆が国会議員に手渡された。委員長解任決議案が提出されたため、この日の法務委員会は審議が行われなかった。



ロックアクションキャプション

 6月6日、大阪市内では「共謀罪を廃案に!」の御堂筋デモ。恒例の6の日、ロックアクションに加え、しないさせない戦争協力関西ネットワーク、共謀罪あかんやろ!オール大阪の共催となり、250人が「共謀罪は廃案/安倍はヤメロ」と声を上げ、沿道の注目を集めた。

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