2017年06月23日 1482号

【6・10国会大包囲に全国から】

大阪 官邸前で決意/道理が通らない政治に絶対勝つ

 10日、私は官邸前。「月桃の花」歌舞団から始まり、主催団体あいさつ、沖縄の人たちと各発言が続きました。

 アムネスティのトルコ支部長が逮捕された、アプリにISとの接触痕跡があった、とのこと。これが恐い! 個人の端末機を勝手に見る。それを犯罪と決めるのは権力者側。「共謀罪」と同じ!

 東大教授は「(若い警察官に)あなたも逮捕されるかも知れない。心に思ったことが罪に」。上智大学教授は「安倍さんは、憲法は未来、理想を語るのだと言う。さすが法学部。だが、もう一度勉強し直しなさい! 憲法は権力者を縛るためにあるんだ!」と。

 名護市長は「砂浜に石を入れた網かごを4つ置いて工事開始と報道させる。海には入れられないから。知事が許可を絶対にしない!」。

 私は「安倍にこのままさせると国が潰れる!」と、みんな考えていると思いました。昔読んだ本にあった言葉「石流れ木の葉沈む」―道理が通らない政治を今変えなくてはならないと思います。これが民主主義、主権在民。若い人たち、子どもたちに胸をはってバトンを渡せるように! 絶対に勝ちます!

  (大阪市・倉富久夫)

滋賀 発言台の前で思う/真実の姿に連帯し人を信じて頑張る

 6月10日、国会包囲行動に参加しました。開始前にだんだんと増えていく参加者の、自然体で優しい雰囲気が私は好きです。

 発言台の真ん前でアピールを聞けたのはとても幸運でした。発言者の一人、照屋寛徳さんの「(ウチナーへの同情ではなく)全国で、国際社会で自立する連帯を寄せてください」という言葉が一番心に響きました。また、「すべて闘いは非暴力、72年間闘ってきたやり方。沖縄は闘い方を知っている」と話す稲嶺進名護市長は、全身から力があふれ出ているようでした。内心の自由を侵す共謀罪法案をめぐる政府のひどいウソと不誠実に比べて、どれほど真実で誠実な姿でしょう。

 つながる思いと真実から人びとを遠ざけ、分断し罰する共謀罪。共謀罪法案が国会を通ったらと思うと不安で恐いです。でも、なんでこんなので決まるのか、という怒りも同時にあります。主権者の一人として、萎縮する自分と闘いながら、広い視野で人を信じて頑張りたいです。

    (滋賀・藤井直美)

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