2017年06月30日 1483号

【全交沖縄参加団―豪雨の中で座り込み/『今こそ立ち上がろう』をリード】

 6月の全交沖縄参加団10人は17日昼、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込む100人を越える市民らの闘いに合流しました。関東参加団メンバーが前に立ち、「辺野古新基地はいらない!」のプラカードを揺らせながら、連帯あいさつと『今こそ立ち上がろう』などの歌唱リードで激励。

 豪雨警報が出る中、雨がっぱ姿で座り込みを貫徹。しかし、砕石を積んだダンプカー二十数台の車列が近づくと、機動隊がドドドッと目の前に出てきて緊張が走ります。非暴力で抗議・抵抗する私たち市民を強制排除。3人で1人の手足を持って物のように運び出し、搬入が終わるまでゲート横の歩道に一時拘束という暴挙。夕刻の「沖縄恨之碑追悼会」(読谷村)に向かうため一足早くその場を離れた私たちは後で知ったのですが、この日は2度の搬入でダンプやトレーラー74台が基地内に入ったとのことでした。

 しかし、翌18日の辺野古浜テントでは、進捗状況に焦っているのは沖縄防衛局であり、座り込みで1分1秒でも工事を遅らせ建設断念をめざす沖縄の意思は堅いと説明がありました。国連人権理事会での山城博治さんのスピーチ(6/16)や米国内での連帯の動きなど国際的にも関心が高まり闘いの展望があるという力強い言葉に、逆に勇気づけられた連帯訪問でした。

(全交・豊中 山田敏正)

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