2017年06月30日 1483号

【国会前に6・15 5500人、6.19 3500人の怒り/共謀罪廃止 安倍退陣へ直ちに行動/闘いはこれからだ】

国会正門前 6/15 6/19

 共謀罪法案が参院本会議で強行採決された6月15日夜、国会正門前の「強行採決糾弾!共謀罪は廃止〜森友・加計疑惑の徹底究明を!」集会(共謀罪NO!実行委・総がかり行動実行委共催)には各地からの参加を含め5500人が結集。憲法違反の共謀罪無効、森友・加計疑惑徹底追及、安倍政権打倒を誓いあった。

 社民・共産・沖縄の風など立憲野党が暴挙を糾弾。伊波洋一参院議員(沖縄の風)は「共謀罪は成立したが、辺野古は21年間闘っている。山城博治はジュネーブにいて国連人権理事会で発言する。闘いは国内外で連携をとっている。負けるわけにはいかない」と不屈の闘いを訴えた。
 総がかり行動の高田健さんが「57年前、この場所で安保反対の大闘争があり、東大生樺美智子さんが警察に虐殺された。責任者は岸信介であり、安倍晋三はその孫にあたる。岸を倒したように安倍内閣を打倒しよう」とあいさつ。

 立憲デモクラシーの会の西谷修さんは「辺野古だけでなく、奄美大島・宮古島・石垣島・与那国島も不沈空母のように基地化されようとしている。中国を仮想敵にするが、本当に戦争するのか。北朝鮮のミサイルで地下鉄を止めながら自分は外遊。危機はフェイクニュースだ。安倍政権は史上最悪の内閣と伝えていこう」と訴えた。発言は続く。

 最後に憲法共同センター高橋信一さんが共謀罪の施行、発動を許さず安倍政権を退陣に追い込む闘いを呼びかけた。

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 19日には国会正門前に3500人が集まり、共謀罪法廃止、安倍やめろとコール。民進・共産・社民各党は同日の首相記者会見を批判した。「森友・加計問題の安倍追及を恐れて会期延長―審議を避け、閉会後に一方的に嘘や言い訳を流す会見を持った。それなら臨時国会を開け」と3党ががっちり手をつないだ。

 総がかり行動実行委の福山真劫(しんごう)さんは「次の選挙で、カッコつきの野党共闘ではなく4党が本気で共闘を作れるかどうか、それが将来を左右する。11月3日には、5・3憲法集会5万5千人を超える大集会で憲法改悪の動きを止める」。共謀罪法施行日の7月11日行動、7月12日「STOP安倍政治―改憲を許さない市民集会―」が呼びかけられた。闘いはこれからだ。



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