2017年07月07日 1484号

【共謀罪廃止 2020改憲阻止 安倍政権を倒そう/東京・大阪でMDS集会開催 2017ZENKOへ】

 MDS(民主主義的社会主義運動)集会が6月21日東京、25日大阪で開かれた。安倍は共謀罪法は強行したものの内閣支持率急降下の中で政治決戦都議選を迎える。基調報告(2面に要旨)で戦争・新自由主義の安倍内閣打倒、2020年改憲阻止を確認し、参加者は今こそ安倍を追い込むときと闘う意思を固めた。

東京 多彩な地域の取り組み

 東京集会では地域の多彩な活動が構成劇で報告された。

 三多摩地域は、街頭署名行動を再現し安倍政権風刺の大紙芝居を披露した。「デンデン」「シュクシュク」のアベピコゾウ首相、スカスカ官房長官ら変な共謀の巨人に占拠された国会。「双眼鏡と地図を手にすりゃ誰でも立派なテロリストだ」と叫ぶ金太(きんた)法務大臣。怒りの街頭・署名行動で追い詰める。ピコゾウ首相はオスプレイでブタ箱へ、と笑い飛ばした。

 千葉地域の取り組みはシール投票だ。「当初、関心はうすかったがキリスト教会の信者さんら取り組みに参加してくれる人が増え25名に」と紹介。「仲間がいっぱいでとても楽しかった。パチンコ屋さんのポスターを持っているお兄さんが向こうから『やります。毎週聞いていたので分かります』。共謀罪法通過後も毎週宣伝・安倍打倒署名を続けている。数人の方が17ZENKOに来てくれる」と元気いっぱいだ。

 横浜市の青島正晴さんは市議選立候補の決意。「370万横浜市のバーニーサンダースとして立ち上がりたい。7月8日、元国立市長の上原公子(ひろこ)さんを招いてスタート。暮らしの原点から憲法を活かす取り組みで安倍改憲を阻止したい。強行採決、9条改憲、弱肉強食の政治に怒りが高まっている。横浜市は一度も直接請求がない。原発避難者いじめや道徳教育推進等の問題、パナソニックに8億円補助、日産のために数十億円のデッキ建設などモリ・カケの先取りもある」。知り合ってまだわずかの支援者から「ネットワーク横浜で力になり、市議選で当選させたい」とエールが寄せられた。

 また、沖縄参加団や足立区の介護集会(6面参照)の報告も。有賀精一日野市議は都議選を野党共闘で闘う決意、土屋のりこ足立区議は初めて区内の陳情(節水設備助成金)を野党共闘を中心に委員会採択した成果を報告した。


大阪 足元から闘い広げる

 大阪集会でも、足元から闘いを広げる取り組みが報告された。署名活動や抗議FAX行動の中で安倍政権への怒りの言葉を集めた。「共謀罪反対の署名行動で話してみたら、『テロ対策』だと信じている人がいた。正しい情報を伝えることが、安倍政権を追いつめる」「集会で抗議FAXを集めた。賛成議員を落選させるぞ∞安倍は憲法違反者だ=v

 こうした取り組みに出会い、自ら運動に参加する人が増えてきた。「自分は団塊の世代=B安保反対闘争をしてきたが、東京ZENKOに参加して、闘いの糧にしていきたい」「6月の沖縄連帯行動に参加した。現地の人の声に勇気づけられた。新自由主義反対を掲げ、議会に挑戦したい」

 地域変革の取り組みも多彩だ。枚方市では図書館建設に市民の声を反映させた「図書館を守る会」がさらに図書館協議会の設置、民主的運営をめざす。高槻市では産業廃棄物焼却炉建設を中止に追い込んだ闘いから、「焼却炉を考える市民の会」がうまれた。交野市では、星田駅北開発について、強制立ち退きにあう居住者、減歩(げんぶ)・換地により農業継続が困難になる人の立場に立った運動が進んでいる。

 マリーマーブル・セクハラ裁判を闘ってきた原告の「納得いく和解ができた」とのうれしい報告には大きな拍手が。リニア新幹線問題、インドへの原発輸出問題、アフガニスタン、フィリピンの運動団体との連帯などの取り組みが報告され、7月28〜30日、東京で行われるZENKOへの参加が呼びかけられた。

 終了後直ちに「共謀罪廃止、安倍打倒」のデモに出発した。

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