2017年07月21日 1486号

【2017ZENKOin東京/ 準備は最終ラウンドに/「安倍やめろ!」の大幕完成/初参加者の声/東京 大変なエネルギーに感心/大阪 興味ある 行きたい】

東京

 「NO!2020年改憲・共謀罪・新基地!」「倒そう安倍政権」などを掲げた「2017ZENKOin東京」の準備が最終局面に入った。

 7月9日には都内で「成功させる集い」が開かれ、第1部のワークショップで当日の舞台正面に掲げられる題字やスローガン、背景画、横断幕などをグループに分かれて作成した(7面に関連記事)。中でも目立ったのは、縦横3メートルの黄色い布に黒々と「安倍やめろ!」と記された大幕。都議選投票日の前日、秋葉原に掲げられた巨大横断幕を彷彿(ほうふつ)とさせる。早速「地域の署名行動で使いたい」の声が上がった。

 第2部は第7回実行委員会。28日のワンデーアクションを含む本番企画のすべてを確認した。同アクションでは、内閣府や防衛省、厚生労働省などの中央省庁、原発メーカー・業界団体、電力会社、争議企業への抗議・要請が取り組まれる。記者会見も行うことが決まった(15〜16時、参院議員会館105会議室)。

 初日の開会集会、メイン集会、2日目の分科会、交流の広場、総括集会では、国内外のゲストとともに、安倍政権を倒し、平和と民主主義に貫かれた社会を築き上げるための方針を議論する。注目されるのは、初日夜のコンサート。「紡(つむぐ) つなぐ むきあう ぐろーばる〜GOODBYEヘイト GOODBYEいじめ HELLO未来」をテーマに、おなじみの顔ぶれに加え、Milk[弥勒]やDJ Noriqueなど新たに出会ったアーティストたちも出演する。100人三線(さんしん)の伴奏で参加者全員が歌う場面もある。

 初めて実行委員会に参加した男性は「壮大なスケールの集会で、大変なエネルギーに感心する」と話していた。


大阪

 同日、大阪市内では2017ZENKO関西実行委員会が行われた。約60人の参加者は安倍を退陣させ改憲の野望をくじくチャンスでのZENKOの意義をまず再確認。

 街頭でも風が変わっている。署名行動で7月28日ワンデーアクションで提出すると訴えると、「秋葉原での『こんな人たち』発言は安倍の本質」と寄ってきて協力する人も。継続した対話で新たな出会いが生まれる。10日閉会中審査、11日の共謀罪施行抗議に合わせて街頭行動が取り組まれる。「安倍ヤメロの怒りの声を東京へ」とストレートに呼びかけることで、新たにZENKOに参加しようという人が増えている。

 ワンデーアクションでは各省庁へ要請行動が行われる。防衛省への沖縄新基地建設反対の要請に参加予定の小山田さん(京都市)は「3月の要請行動では役人が全く知らない顔をしていて怒りが沸いた」と思いを語る。出席者のうち15人がワンデーアクション参加を表明した。

 地域の闘いを持ち寄ろうと発言が続く。滋賀では、南西諸島自衛隊配備反対の県議会決議採択が取り組まれたが残念ながら否決。その際、自民党議員から「沖縄県民の不安より日本国民の命を守る方が大切」という驚きの発言があったと怒りの報告がされた。

 参加者全員で辺野古現地で歌われる「座り込めここへ」を合唱。29日開会集会では沖縄平和市民連絡会・上間芳子さん、宮古島から当真まり子さんを迎える。その時にともに歌う100人の大合唱団づくりが呼びかけられた。

 実行委員会に初参加の男性も「内容に興味があり行きたい」とその場でZENKOへの参加を決めた。

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