2017年08月04日 1488号

【もう少しだ!安倍は倒せる!/3500人が怒りの声】

 7月19日、「安倍内閣の退陣をめざす大集会」(主催:総がかり行動実行委員会)に3500人が参加。国会前は怒りの声に包まれた。

 憲法共同センターの加藤健次さんが主催者あいさつ。「国家を私物化し責任回避を続ける安倍内閣が憲法9条改悪。絶対に許されない」。民進・共産・社民・沖縄の風の国会議員から森友・加計疑惑徹底究明、稲田防衛大臣即時辞任を求め、がっちりスクラムを組んで安倍内閣を退陣に追い込む決意が語られた。

 連帯あいさつは、日本労働弁護団の棗(なつめ)一郎幹事長と沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの木村辰彦事務局長。棗さんは「稲田防衛大臣は南スーダンPKO日報問題で破棄・隠蔽に関わっていた。『報告を受けていない』と嘘の答弁。大臣どころか国会議員も即刻辞めるべき。かばい続ける安倍首相も辞めよ。臨時国会に出される労働法制改悪の一つは高度プロフェッショナル制度。労基法の適用除外を認め、1日24時間1年365日働けという恐ろしい法律だ。もう一つは“解雇の自由”。労働者の首を金で買い、日本の雇用社会を根底的に覆す。戦争法・共謀罪・労基法改悪・9条改憲も安倍を倒せば止められる。“緊張の夏”、あらゆる行動の冒頭に『安倍内閣打倒共謀行動』を掲げよう」と訴えた。

 木村さんは「6・10国会包囲に1万8千人、現地1800人が大結集した。7月24日、翁長知事は日本政府を相手に辺野古の工事差し止めを求めて提訴する。前知事の岩礁破砕許可は3月31日、期限が切れた。県知事の許可のない違法工事だ。菅官房長官は翁長知事を損害賠償で訴えると恫喝。連日の不当拘束、救護テントの暴力的撤去など弾圧が続いている。8月12日、3万人規模の県民大会を開く。沖縄県民は決して屈しない。安倍政権の暴走を止める最前線の闘いに連帯を」とアピールした。

 最後に、総がかり行動実行委員会の高田健さんが8・6、9、15の反戦平和の闘い、19日行動(8月は17時から衆院第2議員会館前)などを行動提起した。



人間の鎖に2000人

 7月22日、名護市辺野古キャンプ・シュワブゲート前で「辺野古・大浦湾の埋め立てを止めよう!人間の鎖大行動」。2000人が1・2`にわたって基地を包囲し、ゲート4か所を一時封鎖。新基地反対の市民の思いをこめた千個の風船がはなたれた(2面に関連記事、写真は読者提供)。


辺野古実新宿デモ

 「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」主催の新宿デモでは、翁長知事の差し止め訴訟支持の横断幕が掲げられた。(7月22日)

ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS