2017年09月01日 1491号

【8.19雷鳴・豪雨にも2400人/声をあげ続け/全国の闘いを激励】

 安倍内閣退陣を求める8・19国会議員会館前行動(主催―総がかり行動実行委員会)に2400人が結集した。行動開始時から激しい雨に。とどろく雷鳴は、安倍政権に対する天からの怒りのようだ。

 主催者を代表して憲法共同センターの小田川義和さんは「安倍退陣を求める声は内閣改造で弱まることはない。声を上げ続けることが全国の市民を励ます」。立憲野党から共産・民進があいさつ。「野党が一致結束し、秋の臨時国会で安倍政権を追いつめる」(田村智子共産党副委員長)

 連帯あいさつでは、日本労働弁護団事務局長の棗(なつめ)一郎弁護士、共謀罪NO!実行委員会の角田(つのだ)富夫さん、安全保障関連法に反対する学者の会の西谷修さん、安保法制違憲訴訟の会事務局長の杉浦ひとみ弁護士が次々とマイクを握る。「安倍政権は、北朝鮮のミサイルが国内を通過すれば存立危機事態だと大騒ぎ。自分は別荘で休養しゴルフ。どこに危機があるのか。弱い者を敵にしてたたくのはヘイト・排外主義の本質だ」(西谷さん)「安保法制で国民は損害・被害を受けた。賠償せよ、と砂漠の中の隊商のように歩み始めた。今では日本列島を縦断する6676人の原告がつながる。東京4回、全国50回ほどの裁判。来年から証人尋問が始まる。司法という縦糸の闘いだ」(杉浦さん)

 行動提起は総がかり行動実行委の福山真劫(しんごう)さん。「第一に、19人が発起人となり9・8キックオフ集会(18時半〜なかのZEROホール)で戦争法廃止1600万人を上回る安倍改憲阻止3000万人署名に立ち上がる。第二は9・15共謀罪廃止日比谷野外音楽堂集会(18時半〜)、第三に9・18さようなら原発さようなら戦争全国集会(代々木公園B地区)、第四に9・19総がかり国会正門前行動、第五に10月、『止めよう!辺野古埋立て』国会包囲実行委とも連携し、沖縄連帯日比谷野音集会を計画中」。朝鮮と米トランプ政権の間の緊張激化を最大限に利用し、9条改憲を狙う安倍政権打倒を訴えた。

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