2017年09月01日 1491号

【森友問題と共に おおさか総がかり行動/安倍・松井セットで責任追及】

 アベ政治を終わらせようと毎月行動に取り組むおおさか総がかり行動実行委員会は8月17日、森友学園問題を考える会とともに大阪地裁前からデモ行進し、府庁前で集会を開いた。森友学園の情報開示訴訟弁論の日に合わせた。

 情報開示訴訟は、財務省が国有財産売買契約書の金額を黒塗り、不開示としたことは不当、と争っていた。ところが国は弁論直前の14日、不開示を撤回。訴えの理由がないとして棄却を求めた。原告・弁護団は16日、「昨年9月の不開示決定以来の精神的苦痛に対する国家賠償請求」に訴えを変更。裁判所もこれを認め、裁判は続くことになった(次回弁論10月17日)。

 経過を報告した豊中市木村市議は「国はいよいよ適正価格であったことを立証しなければならなくなった」と国有地不当払い下げの核心に迫ると期待を込め、「府の私学審議会が急に認可相当の判断に転じたのは、知事の関与なくしてありえない」と松井知事の責任追及を強調した。

 府庁前の集会では、全交山川共同代表らが安倍、籠池、松井に扮した寸劇を披露。戦争教育推進の下に絡んだ3人のドタバタ劇は笑いを誘いながら、真相究明への決意を新たにした。参加した市民150人は日傘に「安倍ヤメロ」などのメッセージを貼り付け、炎天下約3時間の行動を行った。デモでは「戦争反対、対話で解決」「米朝対話を日本が仲介」などのコールに市民も関心を寄せた。

 最後に「真相究明、昭恵の証人喚問」「大阪府議会100条委員会設置」「安倍退陣に向け11・3扇町大集会」が提起された。

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