2017年09月08日 1492号

【朝鮮半島を戦場にするな/市民・労働者が米総領事館前で抗議】

 「戦争あかん!ロックアクション」と「しないさせない戦争協力関西ネットワーク」は8月25日、大阪市の米国総領事館前で抗議行動を行った。21日から始まった米韓軍事演習は最大の戦争挑発。「ただちに中止を」と約40人の市民が声をあげた。

 ロックアクションの元衆議院議員服部良一さんは「戦争は絶対あってはならない選択肢。米政府は軍事演習を中止し、対話環境をつくれ。日本政府は平和憲法をもとに対話解決に努力せよ」と訴えた。ネットワークの柿沼洋輔さんは、8月15日ソウルを訪れた報告を交え、平和解決を強調した。日本軍からの解放後、朝鮮戦争を経験した韓国。「多くの犠牲者が出た。結局若い兵士が命を失っていく。韓国の人びとにはその記憶が鮮明に残っている」

 朝鮮半島の自主的平和統一をめざす韓統連大阪本部からは朝鮮戦争の休戦協定を平和条約にし、終結させるべきとの指摘がなされた。「過去、米国のオルブライト国務長官が訪朝、北からもワシントンに行った。韓米日の民衆が反戦平和の連帯を強める時」と話した。

 集会の中で強調されたのは、安倍政権の危険性だ。「存立危機事態」発言、PAC3配備強行。本来、米朝の間に立って対話解決に尽力すべきであるにもかかわらず、米トランプ政権と一体となって軍事緊張を煽っている。ZENKOのメンバーは、「軍事演習中止、対話解決」を訴えるチラシを配布し、「安倍政権即時退陣」を求める署名を集めた。

ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS