2017年09月15日 1493号

【関西各地で『標的の島 風(かじ)かたか』上映会 一人ひとりが命を守る風よけに】

 「辺野古、高江、宮古、石垣―この国の自由と平和を守る『最前線』」を描く三上智恵監督『標的の島 風かたか』上映会が関西各地で行われる。ZENKO兵庫・松谷卓人さんの呼びかけを紹介する。

 9月17日に、映画『標的の島 風かたか』を神戸市勤労会館で2回上映します。

 「共謀罪が先取りされている」と言われる辺野古・高江で起こっていること、宮古島など南西諸島での自衛隊配備の問題を多くの方々に知っていただきたいと思っています。

 上映会実行委員会では、8月12日沖縄県民大会に参加したメンバーから「南西諸島、与那国、石垣、宮古でも戦争への画策が進められようとしている。政府に戦争政策の転換を求めていこうではないか」という沖縄平和運動センター議長山城博治さんの発言、宮古島市議の石嶺かおりさんと出会えたことなどが紹介されました。映画に登場する人びとが闘っている姿を見て、私たちも映画をさらに多くの人に広げる決意を固めています。

 毎週、神戸市内の街頭行動では、映画宣伝と署名行動をセットで行っています。映画宣伝のノボリもつくりました。ノボリを立てて宣伝をしていると、「安倍政権の沖縄への仕打ちも許さない」とチケットを一枚買ってくださった女性がいました。子ども連れのお母さんは「沖縄の海を守るためなんだよ」と子どもに話しながら署名をされました。

 映画監督の三上智恵さんは「標的の島とは沖縄のことではない。それは今あなたが暮らす日本列島のこと」と語っておられます。共謀罪が「一般市民」も対象になることを考えれば、「標的」とはまさしく「私たち一人ひとり」です。一人ひとりが「風かたか(=風よけ)」になって、安倍政権を退陣させ、改憲・共謀罪・新基地建設などをとめていきたいです。

 会場展示も充実させていこう、と論議が盛り上がっています。大きく拡大した沖縄の新聞記事、各メンバーが辺野古や高江に行ったときの写真や感想なども持ち寄って、展示する予定です。

 各上映のあとには交流タイムをとって、最新の沖縄情勢や沖縄ツアー報告などを入れて、一人ひとりができることを一緒に考えていきたいと思っています。

 ぜひ、上映会にご参加ください。

(ZENKO兵庫・松谷卓人)

■神戸上映会
9月17日(日)10時〜 13時30分〜 神戸市勤労会館
《連絡先》090-3975-0670

■大阪・茨木上映会
9月24日(日)10時30分〜 14時〜 18時〜 茨木市クリエイトセンター
《連絡先》080-3133-2304

■大阪・枚方(ひらかた)上映会
10月1日(日)10時30分〜 13時〜 枚方市市民会館
《連絡先》090-4564-2183



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