2017年09月15日 1493号

【安倍政権はすべてダメ 即時退陣/アベの賞味期限は過ぎた。あとは腐るだけ=^地域のすみずみから怒りの声集まる】

 ZENKOが呼びかける「安倍政権の即時退陣!と憲法改悪を許さない署名」が地域に広がり始めた。9月2、3日は全国一斉アクション。鉄道駅頭やショッピング街で署名集めが行われた。関西では、4府県10か所で取り組まれ、3日大阪・京橋駅前の街頭署名行動には、のべ36人が参加し196筆の協力があった。各地域の行動を紹介する。

首都圏

 9月2日、東京北区では王子駅前で参加者6人が取り組んだ。署名数は2時間で51筆。新幹線の高架下で雨が降っても大丈夫な場所に「安倍やめろ」大幕が掲げられた。ハンズフリーマイクで「9条改憲を狙っている安倍政権を退陣させよう」と宣伝。駆け寄って署名をする人、「森友・加計学園疑惑はもっと追及しなくては」など、真相究明を求める声が多く聞かれた。

 横浜では鶴見駅頭で取り組まれた。台風による悪天候も予想されて足を止める人は少なく、1時間で13筆にとどまった。参加者は「署名数だけでなく、今後につながることが大事だ」と話し込む。「オトモダチにはえこひいき、国民には犠牲を強いる安倍政権」「安倍昭恵夫人、加計孝太郎氏の証人喚問行え」などのプラカード(パネル)は、目にとまりやすく、安倍の不正には関心が高い。連絡先を伝える通行人も3人いた。


滋賀・大阪

 滋賀県大津市では、百貨店の前で署名行動を行った。近くのショッピング店が改修閉店となり、普段のにぎわいはない。そんな中でも、親子連れやサイクリングを楽しむ人などが署名に応じた。「臨時国会を開かないのはおかしい」「共謀罪法はひどい法律ですよね」との声が寄せられた。「高度プロフェッショナル法」などと残業代ゼロ法をごまかすなど安倍政権の姑息な政権運営への怒りを共有した。

 大阪府茨木市では、「憲法いかそう茨木市民の会」がJR茨木駅前で安倍退陣署名とともに映画『標的の島』上映会(9月24日)の宣伝に取り組んだ。沖縄基地建設、戦争挑発、改憲と「危ない安倍政権を退陣させよう」の訴えに市民の反応も多くあった。

 70代の男性は「安倍は賞味期限を過ぎた。あとは腐るだけだ。北朝鮮の拉致問題や北方領土問題など大臣まで置いたが、何もしていない。公約違反だ。安倍はすべてダメ」と署名した思いを語った。40代の男性会社員は「与党は支持しない。金持ちのための政治で庶民のことを考えていないから」と語った。朝鮮のミサイルへの対応について聞くと「軍需産業と一部の政治家が結託して、金もうけしているのでは」と答えた。

 安倍の戦争政策に対する危機感は強い。「よくわかんないですけど」と署名に応じた高校3年生の女生徒は「授業で聞いたことですが、戦争に行かなくちゃならなくなるのはいやで。署名ぐらいはしなければ」と話した。生活保護を受けているという40代の女性は、知的障害のある子どもを育てている。社会保障の充実を願って署名した。

 「安倍政権はすべて悪い」との声が、署名にのせて地域の隅々から集められている。







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