2017年09月29日 1495号

【衆院選勝利で安倍打倒 改憲阻止/さようなら原発 さようなら安倍/9.18 9500人が結集】

 安倍首相が衆院解散を決断との報道が流れる中、9月18日東京・代々木公園で「ともに生きる未来を!さようなら原発 さようなら戦争 全国集会」が開かれ、9500人が集まった。参加者は口々に安倍政権を批判した。

 主催者を代表して落合恵子さんは「北朝鮮を煽るだけ煽って軍事費を過去最大に拡大した。今がチャンスと国民を見くびっている安倍を見返そうではないか」と力強くあいさつ。福島原発刑事訴訟支援団の佐藤和良団長は「全国1万4千人以上の告訴団をはじめとした責任追及の闘いが、ようやく東電幹部の強制起訴につながった。何としても有罪判決を勝ちとろう」。

 被害者・避難者が壇上に。原発賠償関西訴訟原告団の森松明希子さんは「2人の子を連れて大阪に避難し、放射能の恐怖から逃れてきた。この国は、次の世代を担う子どもたちの命と健康を第一に考えることにまだ舵(かじ)が切れていない。ヒロシマ・ナガサキ・フクシマを経験しながらなお原子力発電にしがみつくのか」と訴えた。

 総がかり行動実行委員会の福山真劫さんは「さよなら原発に、さよなら安倍晋三を付け加えよう」と呼びかける。「権力を私物化し、自己保身・党利党略で解散総選挙に打って出ようとしている。安倍を倒して政策を転換させるチャンスだ。野党共闘を」

 沖縄から山城博治さんがあいさつに立つと大きな拍手が起こった。「恐れをなした安倍は解散総選挙に出たが、逃げるな安倍」と叫ぶ。「北朝鮮の脅威を煽って、核戦争の餌食にさせる気か。野党の皆さん、あれは嫌いだとか言わず自公にだけぶつければいいではないか。われわれが潰れるか彼らが潰れるか、緊張ある日々。身震いする喜びを感じる」と述べ、『今こそ立ち上がろう』『座り込めここへ』を歌った。「弾圧に萎縮していたらさらに大きな嵐がやってくる。堂々と闘おう」

 最後に主催者から鎌田慧さんがあいさつ。「(Jアラートで)電車を止めたりして恐怖を与えたまま解散し、ミサイルが降ってくると騒いでいる間に政権を取ろうとするのは火事場泥棒だ。国際平和にとって誇りの高い憲法に自衛隊を入れて9条を破壊しようとするのは居直り強盗だ。再稼働は許さない政治を。選挙に行こう。野党共闘を」

 集会後は渋谷と原宿の2コースに分かれデモ行進した。



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