2017年11月10日 1501号

【「モリ・カケ問題」徹底追及/森友学園問題を考える会が緊急集会開く】

 森友学園・加計(かけ)学園問題の責任を徹底追及しアベ政治を終わらせようと、「森友学園問題を考える会」が10月26日、大阪市内で集会を開催。約300人の市民が集まった。

 今治(いまばり)加計獣医学部問題を考える会共同代表の黒川敦彦さんは今治市在住ながら、衆院選で山口4区安倍晋三の選挙区から立候補。加計疑惑を訴え6687票を得た。選挙中の10月16日、森友学園問題を考える会の木村真豊中市議とともに安倍を詐欺ほう助罪で刑事告発。立ち上げた「モリカケ」追及共同プロジェクトへの賛同を呼びかけた。

 木村さんは、近畿財務局職員と森友関係者が謀議する音声記録を紹介し、「モリカケでまともに責任が取れない連中に政治を任せられない。教育勅語の暗唱やヘイト発言連発の学園に肩入れした政権こそ問題。しつこく追及する」と決意を述べた。

 森友問題の情報公開訴訟代理人大川一夫弁護士は、松井一郎大阪府知事が籠池泰典前理事長を詐欺罪で告発したことを問題視。「当初は詐欺と言っていなかった。口封じの逮捕だ」と異常さに言及した。文部官僚だった寺脇研さんは「モリ・カケ問題は氷山の一角」と指摘。安倍政権下で「側用人」化した官僚だが、今後の「反乱(政権批判)」の可能性を示唆した。

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