2017年12月01日 1504号

【辺野古差し止め訴訟第2回弁論/民意に従えとオール沖縄会議が集会/石材海上搬入に抗議】

 11月14日、名護市辺野古の新基地工事差し止め訴訟第2回口頭弁論を前に、オール沖縄会議は那覇地裁前の城岳(じょうがく)公園で事前集会を開いた。

 この日、沖縄防衛局は、地元住民への説明もなく抗議も無視して国頭村(くにがみそん)奥港から辺野古への石材海上輸送に着手。海上搬入強行への批判が上がった。

 照屋寛徳衆院議員、糸数慶子参院議員をはじめ参加した市民団体などから、「県民は衆院選で辺野古新基地ノーの意思をはっきり示した」「奥地区の自然環境破壊があり、県に対し、(港湾施設用地使用の)許可見直しも含めて問題提起を」「県民は、陸上からも海上からも搬入は許さない。絶対差し止めよう」と怒りの声が続いた。

 弁論では、県側が、新基地工事の岩礁破砕について差し止めに加え、国が県漁業規則にのっとり知事の許可を得る義務があることの確認の訴えを追加して請求した。

 翌15日、港を往来するダンプカーによる粉塵など「新たな事態」(翁長雄志<おながたけし>知事)に対し、県は奥港を使用した海上搬入の停止と変更承認手続きを取ることを沖縄防衛局に文書で求めた。一刻も早い、奥港使用許可撤回、埋め立て承認撤回が求められる。



大成建設本社前をデモ

 辺野古への基地建設を許さない実行委員会が新宿デモ。新宿センタービルの大成建設本社前では「工事をやめろ」「自然を壊して儲けるな」と叫んだ。(11月18日)

ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS