2017年12月01日 1504号

【11月沖縄訪問/緊迫する辺野古で抗議・連帯/ゲート前200人と座り込む】

 11月18〜19日、ZENKO関西・沖縄のメンバーは、名護市辺野古、東村(ひがしそん)高江、国頭村(くにがみそん)奥港などを訪れて座り込み、連帯・交流した。また、那覇市内では署名に取り組み、12月「沖縄と韓国をむすぶ平和・軍縮のためのスピーキングツアー」成功と協力を訴えた。大阪からの参加者に報告を寄せてもらった。

海上搬入に怒り

 11月18日土曜は辺野古大行動の日です。キャンプ・シュワブゲート前には早朝から市民が駆け付け、私たちが到着した午前10時半ころには約150人に。浦添市、沖縄市、糸満市や県庁前からのバスなど、各地の島ぐるみ会議の呼びかけに応えた県民や県外からの市民をふくめ、参加者は200人に達しました。

 政府は6日、新たに辺野古南西部2か所の護岸工事に着手し、14日には初めて奥港からの石材海上搬送を強行。集会では、暴挙に対する怒りの声が次々と上がります。

 私が印象に残ったのは、奥港からの砕石搬出のための港使用を沖縄県が許したことを批判する発言です。多くの人が、おかしい、撤回すべきだと訴えていました。と同時に、オール沖縄で翁長(おなが)知事を支えていくには、この座り込みのような県民の運動を強めることがとても大事、とみんな強調していました。

 ZENKO沖縄にもアピールの機会があり、連帯表明とともに、12月の沖縄・韓国をむすぶスピーキングツアーの紹介もさせてもらえました。

 恒例の『座り込めここへ』の歌でスクラムを組み、午後2時すぎまで1台の搬入もさせませんでした。

那覇で署名、宣伝

 19日は海上搬送された現地奥港へ。前日、お話を聞くことができた高江の「ヘリパッドいらない」住民の会・儀保さんは「14日の強行以降、天候のせいもあってか、搬出は止まっている。住民の意思を無視し排除するのは許せない」と。最北端のこんな静かな港を使い、何が何でもという国の姿勢に改めて怒りがわきました。

 夕方は那覇市に戻り、短時間ですが、街頭で安倍退陣署名、9条改憲NO!3000万署名の訴え。ツアーの宣伝も行いました。協力者が開催したコンサートでも呼びかけさせてもらい、チケット購入や預かりもあり、手応えは上々でした。

(ZENKO大阪・糸賀孝子)



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