2017年12月08日 1505号

【地域に広がる安倍退陣、3000万署名運動】

 安倍政権は9条改憲へ歩を進めている。国会で改憲発議をさせない力をつくろうと、全国各地で3000万署名が取り組まれている。ZENKOの安倍退陣署名とともに地域での広がりを紹介する。

大阪・枚方市/集会で署名共有/市民と野党の連携広げる

 11月23日、大阪・枚方(ひらかた)市で開かれた「安倍9条改憲NO!」市民集会(主催「戦争法廃止・憲法守れ」枚方実行委員会)は、250名で成功。3000万人署名への大きなステップになりました。

 総選挙で大阪11区(枚方・交野<かたの>)は、共産党が立候補を見送り、事実上の野党統一候補の平野博文さん(無所属・現民進党国対委員長)が勝利。維新市長による平和施策後退の現状を打ち破る流れをつくりだすことができました。

 総選挙後初の集会です。今までとは違う「市民と野党の連携」をさらに広げる集会をめざし、主催者と話し合いながら平野議員の参加と新たな市民団体の参加を実現しようと働きかけました。

 私たち署名実行員会が独自に11・23市民集会に向けた打ち合わせ会を呼びかけたところ、主催者代表と共産党枚方市議も参加。「今後は民進党支援者も含め誰もが参加できるオープンな実行委員会が必要」「選挙の電話かけで平野さん支持者は憲法を大切にする方が多いとわかった。ネットワークを拡大できる。最後まで平野さんの参加、メッセージを追求」「当日、3000万人署名と安倍退陣署名を集め、舞台に沖縄、図書館問題等、憲法につながる様々な運動を持ち寄り登壇します」など運営も含めて自由な話し合いができました。

 民進党関係の市議を訪問し、「安倍政権を退陣させ憲法をかえさせない<lットワークをつくりたい」と話し込みました。最後まで平野事務所に働きかけ、民進党議員の協力も得て、集会前日夕方にメッセージが届きました。一歩前進です。平野議員のメッセージには「憲法を無視し、立憲主義を守らない安倍総理による憲法改正を認めることはできない」とあります。3000万人署名と同趣旨です。

 集会前にも集め、参加者全員で共有された3000万人署名を、集会の成果を伝えながらより広く働きかけます。

(平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会・大田幸世)

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