2017年12月29日 1508号

【全機飛行停止を 沖縄 名護市で3000人が抗議集会】

 12月15日沖縄・名護市で、「欠陥機オスプレイ墜落から1年! 抗議集会」(オール沖縄会議主催)が開かれた。墜落から1年の前々日13日には、宜野湾(ぎのわん)市の普天間第二小学校に米軍ヘリCH53Eの金属製窓が落下、小学生が負傷する事故が起きたばかり。続発する事故に憤る3000人の市民が県内外から集った。

 稲嶺進名護市長は「事故を止めるには、普天間を閉鎖し、県外、国外に持って行ってもらう。辺野古は造らせない」と改めて強調。東京出張中の翁長雄志(おながたけし)知事は「工事が順調のように見せようと躍起だがそうではない。あらゆる手段で新基地阻止の公約実現に不退転の決意で取り組む」とメッセージを寄せた。

 集会は、オスプレイ撤去と普天間の全機飛行停止、閉鎖・撤去、海兵隊撤退、辺野古断念などを決議。手をつなぐガンバローで連帯を表した。

 駆けつけたZENKO沖縄メンバーは「参加者がプラカードに掲げた全機飛行停止が、もう許せない≠フ民意を示す。普天間は閉鎖、撤去しかないとの思いを新たにした」と語っている。

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