2018年02月09日 1513号

【地域に広げよう3000万署名】

 安倍・自民党は3月党大会までに改憲案をまとめ、国会発議へと加速しはじめた。地域からの3000万署名運動のうねりで、発議させない世論を広げるときだ。

大阪 ZENKO実行委で経験交流/終了後の行動で135筆

 2018ZENKOin大阪第1回実行委員会(1月28日)では、各地の署名の経験や工夫が活発に交流された。

 注目されたのは、地域にもうひと回り広く、これまで接点のなかった人びとにも働きかけようと、各地で始められた戸別訪問の取り組みだ。

 大阪市では、「月桃の花」歌舞団城東区公演(3/21)の宣伝とともに近隣ポスティングを行い、1月15日から連日の行動で、この日までにのべ43人が約1400軒訪問。留守が多く署名数は68筆とまだ少ないが、時間帯を変えて取り組むという。「会えれば街頭よりもていねいな対応が多い。地域が身近に見えてくる」との報告だ。

 「3000万筆の実現をめざす河内の会」は土日の駅頭での署名のあとに1〜2時間、計5回で300軒余りを訪問。「インターホンで『安倍改憲NOの署名を集めて回っています』と言うと、断る人もいるが、わりと出てきて話を聞いてくれる。1回で多くは集まらないが、しっかりと話ができる。1回ひとり20〜60軒くらいで毎回署名も集まる」

 「街頭に立ったことはなかったが初めて戸別訪問に一緒に参加した」(茨木市)、視覚障害を抱えながら「地元で1軒1軒訪ねている」(京都)などの発言もあり、大きな拍手が起こった。

 参加者は実行委員会終了後、JR京橋駅周辺3か所に分かれて署名行動。1時間余りで135筆が寄せられた。


京都 寒中 11時間の長時間署名/14名が参加 協力者の広がり実感

 全交・京都は1月27日10時から21時、いつも観光客でにぎわう繁華街、四条河原町で11時間の長時間署名に取り組みました。私たちの3000万署名目標1万5千筆達成に向け、弾みにしようと考えて計画したものです。

 参加者は、短時間参加も含め14人。小雪の舞う厳しい寒さでしたが、着ぐるみで親子連れに訴えたりするなど様々な工夫も凝らし、94筆の署名を集めることができました。

 特にうれしかったのは、この間の取り組みの協力者にこの署名行動を案内したところ、「ひとりでは街頭署名もできないので参加した。今後も時間の都合がつけば参加したい」と話されたNさんをはじめ3人の方が、署名を集めるために寒いなか足を運んでくれたことです。

 協力者の広がりを実感するとともに、目標達成に向けた決意を新たにした行動でした。

(全交・京都 川口健次)

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