2018年02月09日 1513号

【戦争・改憲阻止の2018ZENKO in 大阪 国際連帯の力で東アジアに平和を】

 2018ZENKOin大阪は7月28日〜29日、大阪市のエルおおさか・大ホール他で開催される。1月28日、同市内で行われた第1回実行委員会には約90人が参加。3000万署名運動と一体でZENKOin大阪を成功させようとスタートをきった。田中拓真実行委員長から、平和と民主主義をめざす全国の市民への呼びかけが寄せられた。

 7月に開催される「2018ZENKOin大阪」は国会での憲法改悪発議を阻止し、安倍首相の戦争政策を止めていく大きな意義がある。

 安倍は1月22日、自民党会合で「(憲法改正は)いよいよ実現の時」と強い意欲を示した。3月25日の党大会までに改憲案を取りまとめ、通常国会での改憲発議、年内にも国民投票まで行おうと本気で狙っている。戦後初めて改憲発議が最大焦点の国会となる。

 安倍は9条改憲で自衛隊の任務変更はないとでたらめを言う。しかし、戦争法により海外で武力行使ができる自衛隊を9条に明記することは、自衛隊を「軍隊」へと完全に変質させ、日本を「戦争する国」へと180度転換させる。

 ひとたび戦争が起きれば、戦地に行くのは首相でも国会議員でもない。私たち若者世代だ。インド洋、イラクに派遣された自衛隊員は54人が自殺した。殺し殺されるかもしれない極限状態で人間性を破壊されるのだ。戦争も、戦争のための改憲も、決して許されない。

 1月9日の韓国・朝鮮閣僚級会合で両国が対話に踏み出し、戦争回避と軍事的緊張緩和へと朝鮮半島情勢は大きく転換した。両国民衆、国際世論はもちろん、トランプ米大統領も支持する中で、安倍だけが「対話でなく圧力」とその好戦性が際立っている。意図的に軍事的緊張を高めることで、9条改憲の実現や沖縄辺野古新基地建設、長距離巡航ミサイル導入など軍拡に利用したいのだ。まさに東アジアの平和にとって、安倍が最大のリスクとなっている。

 「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」3000万筆を達成することは、改憲を発議させない巨大な力となる。街頭で地域で署名を集めることで戦争・改憲阻止へ政治を動かす大きなうねりをつくろう。沖縄、韓国、フィリピンなどで闘う人びととともに東アジアの平和をきずく「2018ZENKOin大阪」を一緒につくりあげよう。
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