2018年02月23日 1515号

【あるが精一さん2期目へ立候補 東京・日野市議選 9条改憲ノーの市議会へ 命と生きる権利守る市政を】

 2月18日投票の東京・日野市議会議員選挙が11日告示され、24議席を33人で争う激戦がスタートした。2期目をめざす無所属のあるが精一候補は、市内で乗降客が2番目に多いJR豊田駅前で第一声をあげた。

 集まった約20人の支持者は、演説会が始まると「あるが、あるが」とコールし、行き交う人の注目を集める。足立区から駆けつけた土屋のりこ区議が応援演説。「日野市でただ一人の市民派あるが精一さんとともに歩む足立区でただ一人の市民派土屋のりこです。この4年間、あるがさんは公約を実践し、議員報酬を半分近く返上して議員活動を続けてきた。あるがさんは人に対して絶対にウソをつかない。今政治家に求められる大切な資質だ。地域から安倍政治を変えていく熱い思いのあるがさんを再び市議会に」とエールを送った。

市民が主人公に

 あるが候補は立候補に当たっての決意と政策を15分間訴えた。強調したのは、市民が主人公の市政、地方政治における民主主義の実現だ。「自分たちの税金が市政にどう使われているのかしっかりチェックし、市政に『これはおかしいよ』『こういうことはもっとやれ』と声を上げる。そのようなつくりにしていくことが必要だ。巨大物流センターやごみ処理広域化に伴う焼却炉の建設が市民の意見を無視した形で強行され、説明責任すら放棄する事態が横行している。自民・公明・市民クラブがこれを追認するようでは議会が機能していると言えない」

 議員報酬から4年間で累計1146万円を供託し、政務活動費216万円は全額返上した。「市は行財政改革実施案を公表したが、市民の生活や文化活動に多大な影響を与える値上げのオンパレード。市民の暮らしと命をしっかり守っていくべき議会が、市民の声を聞かず、自ら襟を正さずしてよいものか」と熱く語った。

平和憲法守りぬく

 日野市は都内でも数少ない緑と清流のまち。原発依存から脱却し、再生可能エネルギーの利用を推進しようと提案する。「未来の子どもたちのために、福島原発事故を繰り返してはいけない。市が率先して利用を進め、憩えるまちをつくっていこう」

 憲法・平和課題にも言及した。「北朝鮮の脅威が煽られているが、ミサイルが撃たれたらおしまい。大事なのは、撃たせない、戦争しないための外交努力だ。地方議会は国政は関係ないという意見もあるが、平和憲法を守ることは市民の暮らしを守り豊かにすることにつながる。米軍ヘリや自衛隊機の相次ぐ事故。日野市上空もオスプレイが飛んでいる。安倍の戦争政策・憲法改悪に日野市からノーを」と呼びかけた。

 この日、街宣車から手を振るあるが候補に、見ず知らずの市民2人が寄ってきて自分の名前を告げ、「政策リーフレット見た。まっとうな主張をしている。頑張って」「今の日野は“街壊し”。共産党もおかしい」と声をかけた。“あるが”ままに暮らせる街・日野の実現へ、あるが候補と支持者たちの奮闘が続く。

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