2018年02月23日 1515号

【ストップ安倍暴走政治 新宿西口 市民と野党が大街宣・署名】

 安倍暴走政治を止めよう。2月10日、東京・新宿駅西口に市民と野党の熱い訴えが響いた。「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の大街頭宣伝だ。

 山口二郎法政大学教授が主催者あいさつ。「名護市長選の結果は、安倍の暴政との闘いを沖縄の人たちだけに背負わせてはならないことを示した。戦争の道に踏み込もうとしている政府に対し、憲法を愛するすべての市民がノーの声を上げよう」

 「19歳のとき(日本軍による強制集団死があった)沖縄のチビチリガマに入った。明かりを1分間消してみたが、それだけでもとても怖かった。ガマから出たときに見た空の青さを忘れられない。この空をいつまでも見続けられるよう私は平和を守りたいと強く思った」と振り返るのは、「安保関連法に反対するママの会」の町田ひろみさん。

 「未来のための公共」メンバーで都内の大学に通う谷虹陽(こうよう)さんは「去年まで全然こういうことに興味がなく、街頭宣伝もスルーしていた。そんな僕も、言わなきゃいけないことがあると思ってここに立っている」と切り出し、「今の社会、このまま放(ほう)っておいたら本当にまずいんじゃないか。学費が高い、奨学金返せない、“ブラック”労働、保育園足りない…。森友問題と加計問題もかなりまずい。ちゃんと憲法を守れ、ウソをつくな、ごまかさないで答えろ、文書はちゃんと管理しろ―それが民主主義の最低条件。誰かが声を上げないと社会がもうもたない」と話した。

 宣伝カーからのスピーチと並行して安倍9条改憲NO!3000万署名の活動も取り組まれ、土曜午後の雑踏の中でも足を止めてペンをとる人の姿があった。



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