2018年03月14日 1518号

【若狭湾岸アメーバデモ/5万枚のチラシを地域に/「原発銀座」地元から声を/大飯原発うごかすな】

 福井県・大飯原発3号機の3月再稼働が狙われる中、全交関電前プロジェクトは2月25、26日、「若狭湾岸一斉チラシ配り(拡大アメーバデモ)」(主催:大飯原発うごかすな!実行委員会)に参加しました。

 チラシは「大飯原発うごかすな!原発に頼らない社会をつくろう」と題し、「原発の安全確保は、最新の科学技術でも困難です」など大きめの文字でビッシリ。30班に分かれて反原発の大きな赤い旗を掲げ、ハンドマイクで訴えながら、福井嶺南と京都・滋賀の一部の全集落を徒歩でめぐり各戸配布する行動です。

 私たちの班は京都JR東舞鶴駅南側を担当し、合計約4千枚を配布。今まで積み重ねた「アメーバデモ」の成果か、直接対面で渡す場合でも心よく受け取っていただける方がほとんどで、会話することもでき貴重な体験となりました。

 2日間、220人参加で5万枚を配布し、「原発銀座」である地元から声が出せるよう、ともに闘おうとアピールし「反原発」の種を蒔いた気持ちがしました。別の班が敦賀原子力規制事務所(原子力規制庁の出先機関)に申し入れ、「放射能は放水銃で防ぐ」等の寝言≠まだ言っていたとのことでした。

 行動の最後26日に美浜町に皆が集結し、関西電力原子力事業本部(現地統括本部)に向けてデモを行い、申し入れました。「安全を守る、それは私の使命、我が社の使命」(行動宣言)と大きく掲げていたことに、むしろ関電が自覚の無さを示すようでした。

 事故が起きると真っ先に被害を受ける地元を歩き、私たちと何ら変わらない生活があることを再確認。ともに闘えると改めて思えました。

(全交関電前プロジェクト・安井賢二)

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