2018年03月28日 1520号
【日野市議選をふり返って/手作りで成し遂げた勝利/「市民が主人公」貫く有賀さん/地域からの応援に感動】
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2月18日投開票された東京・日野市議会議員選挙。2期目をめざした有賀精一さんの勝利は、「市民が主人公」の主張に共感を寄せる多くの市民の支えと応援のたまものだ。選挙活動を担った日野市民3人に勝因を語ってもらった。
補い、力を寄せあって
選挙というものに能動的に携わるのは初めてで、右も左もわからないながら同時に興味津々でもありました。
選挙対策会議が始まり、集まった市民や全交の仲間で役割分担するのでも、なんとなくユル〜くのんびりした感じで、誰でも気楽に参加しやすい雰囲気が漂っていたのは、「無所属市民派」有賀さんのお人柄のゆえでしょうか。
私は主に選挙期間中の選挙カーアナウンス(ウグイス)を担当しました。初日はとりあえず有賀さんの政策を取り入れた一般的な原稿を作って読むだけでしたが、応援に来てくださった足立区議・土屋のりこさんのアドバイスや、選挙戦が進み、多くの人と関わる中での自分の心境の変化、つまり「なぜ自分が有賀さんを応援するのか、なぜ日野市議会に有賀さんが必要なのか」をより深く真剣に考えるようになったことで、アナウンス原稿も声の出し方も日々変化していきました。しかも、それが我ながらワクワクするほど楽しく、充実感に満たされていました。
選挙期間中、選挙事務所にはたくさんの人が集まり、いつ訪れてもなごやかで、活気と美味しい食べ物があふれ、毎日通うのが楽しみになっていました。
あれこれとハプニングや不手際はあっても皆で補いあい、それぞれが力を寄せあって、まさに市民が手作りで成し遂げた、「無所属市民派」候補にふさわしい選挙活動でした。
(上杉史織)
一人の声を大切に
当選の発表は、深夜であった。選挙事務所は歓喜の声に包まれた。この勝因は…?
第一に「市民が主人公」の「のぼり旗」の分かりやすさである。市政をチェックすべき議員は、市民一人ひとりの声を受け止め、市民の目線に立って議会で議論する責務がある。
第二に有賀議員の「言行一致」の誠実さである。議会報告「市民が主人公」を4年間発行し続けた。今回の選挙期間中「あなたの声をお聞かせ下さい」「一人の声を大切に」「みなさんのために頑張ります」等の選挙カーの声が「まち」に溢れた。一般市民は、選挙後の市議会議員の活動を知る手がかりは会期毎に議会事務局が発行する「ひの市議会だより」の各議員の一般質問の要約である。このほか会議録の閲覧、インターネット中継などについて掲載しているが、議員個人による会期毎の議会報告を見聞しない。
第三に有賀議員の「能力・性格」換言すれば「先見性」「行動力」「理解力」等が今日までの日野市議会議員には見られなかった。
一般質問の1時間の持ち時間で3問、時には4問の通告質問をマイクもいらないくらい大きな声で歯切れよく論断する姿は傍聴者を魅了する。
第四、締めくくりとして「あるがさんと2期目を語るつどい」で耳にした“選挙事務所へ来る楽しみが無くなってしまう”との参加者の感想に笑い声が会場に響いた情景を記し、4年後の「つどい」は「市民が主人公」の旗のもと今回以上に盛り上がった「つどい」になるよう協力したいと思う。
(大場照彦)
自由に、のびのびと
待っていても指示してくれる人はいません。個々のアイデア・工夫で幅を広げてこれた選挙戦でした。
選挙事務所の常駐者となり、直接訪れてくれ声をかけてくれる人が多いことに感動。電話でも、今までポスティングしていなかった地域から「リーフ見ました。応援します」といった声が届きました。「ポスター貼ってないよ」と、ポスターを取りに来て貼ってくれた方もいます。殺風景な事務所のトイレの壁飾り、温かい汁物の差し入れ、本当にありがたかったです。
有賀さん応援ソングが作詞作曲され、三線(サンシン)に合わせて流れました。楽しく、目立つようにと「市政改革の本命」ののぼり旗もできました。
何より事務所を情報収集・発信源にできたことがよかったと思います。自分のできる範囲で、自由にのびのびとやらせていただきました。
(上地悦子) |
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