2018年04月20日 1523号

【ファクスも要請もスタンディングも 安倍退陣へあらゆる行動を 地域から3000万署名とともに 大阪・枚方】

 「安倍内閣総辞職」を求める声は地域に広がっている。集会、デモから自治体や自民党事務所への要請まで、さまざまな安倍退陣の行動をくりひろげる大阪・枚方(ひらかた)市の取り組みについて、枚方・交野(かたの)実行委員会の戸川悦子さんに報告を寄せてもらった。

 森友問題の公文書改ざんには本当に腹が立ちます。「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」は、昨年、最初に森友問題をおかしいと発信した豊中市の木村真市議の講演会を行ったこともあり、切実な問題ととらえてきました。この間の動きにこれは黙ってはいられないと、市民の会は、市長と市議会に公文書改ざん徹底追及の声をあげてほしいと陳情書を出しました。

「アベはあかん」の声続々

 また、安倍内閣への抗議ファクスをいろいろな場で呼びかけ、1週間で約100人分集めてすぐに送付。安倍9条改憲NO!3000万人署名とともに街頭でも集めると、「アベはあかん!」と書く人が次々と現れます。

 自民党大阪府連の前で抗議行動をしていることをSNSで知り、枚方でも自民党に対し何かアクションできないか検討。署名行動の日に急きょ行ってみようとなり、枚方市駅近くの自民党選挙対策事務所を訪問しました。事務の方しかいませんでしたが、「私たちは憲法9条を守る署名をしていて、森友問題の公文書改ざんについては怒っています。自民党の中からも追及してほしい」と訴えました。

 事務所前で、「安倍は辞任! 麻生も辞任! 安倍昭恵証人喚問!」のプラカードを掲げてスタンディング。人通りは少なかったですが、車やバスからよく見えたと思います。

市民アクションも行動へ

 4月1日枚方で、「安倍9条改憲NO!3000万人署名をめざす枚方市民アクション」が発足しました。安倍政権のもとでの9条改憲に反対する一点で一致する市民・政党会派・団体の共闘で3000万署名を進めよう、と約120人が集まりました。

 集会では、憲法問題に詳しい永嶋靖久弁護士の「自民党は憲法改訂案を論議しない。草案もきちんと伝えないままに発議し国民投票しようとしている」などの報告で情勢を確認。沖縄出身の賀数(かかず)勝次さんは、南西諸島の自衛隊基地強化の現状を訴え、市民の会を代表して手塚隆寛市議は「専守防衛から先制攻撃を可能とする自衛隊への改編が急速に進められている。9条改憲は、自衛の名のもとに他国を先制攻撃することを合憲にするもの。東アジアの軍事的緊張をもたらす張本人は安倍首相、自民党だ。朝鮮と韓国、アメリカ、中国との対話が始まっている。制裁強化一辺倒の安倍内閣はこの動きの蚊帳の外。今こそ安倍政権を倒す時だ」と強調しました。

 九条の会や新婦人の会、枚方市職労などが署名の取り組みを報告し、署名実行委員会からは駒木根淑子さんと私が「全戸訪問で小さなお子さん全員の名前を書いてくださった若いお母さんがいる。外国の方とも会い、憲法9条は海外からも注目されている。対話で署名を広め、地域から風を起こそう」と発言しました。

 集会は、3000万署名を頑張って集めよう、6月3日、安倍9条改憲NO 内閣総辞職を求める市民集会&パレードを行おうと呼びかけて終了しました。集会後、私たちは「安倍はヤメロ」などのパネルを持ち女性9人で自民党事務所まで街中をウオーク。前回参加メンバーの3倍のスタンディングになりました。

 新たに全戸訪問に参加するメンバーも増えました。引き続きやれることをやろうとみんなで話し合っています。例えば、市民の会で宣伝カーを出して枚方市内を回る…などなど。国会前の熱い集会に合流し、安倍政権を終わりにしたいと思います。

(戦争法廃止・憲法変えるな!沖縄新基地建設中止 枚方・交野実行委員会 戸川悦子)









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