2018年05月18日 1526号

【辺野古6日間500人集中行動 市民4700人が底力示す】

 4月23〜28日、沖縄県名護市の「辺野古ゲート前連続6日間500人集中行動」にはのべ4700人の市民が結集し大きな力を示した。参加したZENKOメンバーから報告が寄せられた。

4・28は1500人 黙っちゃいない≠ニ市民が対抗

 集中行動最終日の4月28日。この日は、1952年サンフランシスコ講和条約で沖縄が日本から切り離された「4・28屈辱の日」県民集会もあり、最大の1500人が参加。一番の盛り上がりを見せた。ZENKO沖縄も一翼を担った。

 行動はどの日も500人を超え、6日間のべ4700人の参加。連日、座り込む市民と機動隊との激しい衝突となったが、500人以上の行動は工事車両の入構を遅らせ、6日とも約100台減に。多くの人が集まれば阻止できることを繰り返し示した。

 連続集中行動を呼びかけ共同代表を務めた儀保昇さんは「この1週間、500人以上集めることは成功したが、完全に工事が止められず悔しい。この先ももっと市民の力を見せてやろう」と今後も継続していくことを提起した。

 今回の行動は、工事を強行し県民に諦めを迫る安倍政権に、黙っちゃいない≠ニ全県、全国から現地へのかつてない集中で底力を見せ、意義は大きい。工事の完全阻止へ、引き続きより多くの市民の結集が求められている。

(ZENKO沖縄・A)

今行かなくていつ? 改めて座り込みの力かみしめる

 今行かなくていつ行くの?1月末の名護市長選応援から3か月。再び沖縄へ飛んだ。

 行動開始前日、事務局が置かれた宿泊所では電話かけなどさながら選挙事務所のような熱気。夕刻、「明日、500人以上が参加するぞ。成功だ」と歓声が上がった。

 初日23日から700人が座り込み5時間も資材搬入車両を止めることができた。参加者の一人となって改めて座り込みの大切さをかみしめた。

 一時隊列が乱れ将棋倒しになって救急車も出動する状態になったとき、山城博治さんが穏やかに語りかけた。「決して興奮しないでください。皆さんはもう5時間も工事を止めている。落ち着いてもう一度座り直しましょう」。機動隊をも落ち着かせる語り口。歌集が配られ歌声が流れる。

 高齢者、女性、車いすの方も参加する座り込みは、文字通り非暴力でありそれが逆に力となっている。奇跡の6日間≠ヘ文字通り成功した。
(ZENKO兵庫・三橋英子)

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