2018年06月29日 1532号

【「土砂投入」緊迫の辺野古/現場で声上げ続けるのが大事/ZENKO/沖縄参加団/6.18行動報告】

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)沖縄参加団は6月18日、辺野古座り込み行動に参加した。

 先立つ12日、沖縄防衛局は県との話し合いに応じることなく「8月17日に土砂投入を開始する」と通知。緊迫した状況下で、朝8時半にはキャンプ・シュワブゲート前に30数名が座り込む。

 隣同士で腕を組み抵抗したが、人数が少ないこともあり約20分で排除され、多数の白ナンバーを含む約100台のダンプカーやコンクリートミキサー車が砂ぼこりを上げながらゲート内へ。ダンプ入場中も、この日のリーダー瀬長和男統一連事務局長のマイクに合わせ、「違法工事やめろ」と声を上げる。散水車が抗議する私たちに水を掛け妨害しても、声を上げ続けた。

 11時半からもゲート前に集まり座り込んだが、また20分で排除され、約100台のダンプカー、ミキサー車の入場を許してしまった。

 新基地工事は、米国防総省の高さ制限を超える建築物問題をはじめ、埋め立て予定地直下の厚さ40bにおよぶ超軟弱地盤と活断層の存在、N3護岸付近の2群体の大型サンゴなど問題だらけだ。

 初めて辺野古座り込みに参加して感じたことは、「新基地断念まで24時間監視中、不屈1443日」という看板にあるように、たとえ参加者が何人であろうとも、ゲート前で新基地建設反対の意志を表明するのが大事なんだということ。ゲート前に誰もいないと、県民が基地建設を許したことになる。同じく初めて参加したSさんも「基地建設反対の現場にいることに意味がある」と言っていた。

 11月沖縄知事選に向けて県民を諦めさせる土砂投入を許さないため、一人でも多くゲート前へ集結する必要がある。

(ZENKO参加団・笠井恵子)

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