2018年07月13日 1534号

【みるよむ(490) 2018年6月30日配信 イラク平和テレビ局in Japan 安倍政権の退陣を要求する 6.10国会前大行動】

 6月10日、雨の国会前に安倍内閣退陣を求める2万7千人が集まった。今回は、この大行動を成功させるために全体集会に先立ち取り組まれたZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)の独自集会を中心にお伝えしたい。

 午後2時からの全体集会を前に、ZENKOが独自集会を開いた。「安倍はやめろ」「新基地建設絶対反対」「朝鮮半島、東アジアに平和を作ろう」と元気な掛け声が飛びかう。

 ZENKOの山川共同代表が2018年の世界情勢から切り出す。「米朝による戦争の危機から、6月12日には米朝首脳会談が開催されるまでに情勢は大きく変った。韓国、日本、アメリカ、世界の民衆、世論がこの状況を生み出している」と強調。それとともに、東アジアの平和に敵対し、なお沖縄新基地建設やイージス・アショアを推進する安倍政権を弾劾した。

 各地の安倍ノー、憲法改悪ノーの報告が続く。5月日韓連帯スピーキングツアーでの韓国・星州(ソンジュ)のTHAAD(サード)(高高度防衛ミサイル)反対闘争を進める活動家との交流報告。首都圏での安倍やめろのタペストリー作りをはじめ、関西、北海道の参加者が、続々と取り組みを発言する。「安倍はクビ」などの替え歌、様々な人たちの「安倍はやめろ」の掛け声が続く。

 東京都足立区、日野市など地方議員は、地域から弱いものにしわ寄せをもたらす国政を変え、福祉切り捨てを許さない闘いを訴える。民主主義的社会主義運動(MDS)佐藤委員長は「朝米首脳会談の直前という歴史的瞬間に、安倍政権は10兆円の大軍拡を狙う。軍事費を増額し改憲論議を進めるのは、戦争の危機を作り出しながら直接国民生活を破壊するものだ」と厳しく批判した。

ZENKOin大阪へ

 全体集会では「安倍退陣」「麻生辞任」の声が一段と大きく轟く。雨の中、大変な熱気にあふれている。全国の声を国会前に集めともに声を上げる行動は、参加者自身が楽しく充実し勇気づけられる経験ともなった。

 7月28〜29日、2018ZENKOin大阪はこうした全国の闘いが集い、国際連帯を深める場だ。憲法9条改悪をストップし、原発をなくし、東アジアの平和構築への方針を作り上げるZENKOin大阪への参加を呼びかける。
(イラク平和テレビ局in Japan代表・森文洋)

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