2018年07月27日 1536号

【命よりもカネの安倍打倒/2018ZENKOin大阪に参加を】

 西日本豪雨災害への安倍政権の対応に批判が高まっている。気象庁が7月5日14時段階で異例の記者会見を行い、十数万人に避難勧告が出された夜に「赤坂自民亭」なる宴会を行っていた。非常災害対策本部を設置したのは8日8時。韓国ではセウォル号沈没対応をめぐる朴槿恵(パククネ)の「空白の7時間」が問題になったが、安倍は「空白の66時間」だ。救えたはずの命が失われたのではないかと怒りが渦巻く。

 安倍・自公与党は深刻な被害が明らかになった後の国会審議で、災害対応よりもカジノ法案、参院定数6増案などの審議を優先させた。また、南北、米朝首脳会談により東アジアの緊張緩和、平和への転換点に立っているにもかかわらず、辺野古の新基地建設に固執し、南西諸島への自衛隊配備を強行している。

 「命よりカネ」「平和より軍拡」の安倍政権は打倒しなければならない。街頭署名でも「西日本豪雨の最中に酒盛りしているなんて」「レッドサラマンダー(全国に1台だけ配備されている災害特殊車両)など災害対策に力を注ぐべき」と怒りの声が寄せられる。東京では、「安倍政権の即刻退陣を要求する7・19国会前大行動」が取り組まれる。市民の怒りを束ね、声を上げ、安倍を退陣に追い込もう。

 韓国でもサード(高高度防衛ミサイル)撤回平和会議が「南・北・米の信頼回復の第一歩は、戦略兵器サードの撤去から始めなければならない」と宣言し、集会や抗議行動を続けている。

 7月27日は朝鮮戦争休戦65周年。東アジアの平和を求めるキャンドル行動とともに、ワンデーアクションに参加しよう。28〜29日のZENKOin大阪(第48回平和と民主主義をめざす全国交歓会)への期待が高まり、参加希望者も広がっている。市民の国際連帯で、安倍打倒、東アジアの平和構築を実現したい。

(2018ZENKOin大阪全国実行委員長・田中拓真)

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