2018年07月27日 1536号

【滋賀/平和と自治のまちづくり/つどいから全交へ】

 2018ZENKOin大阪に向けて7月8日、滋賀県大津市で「安倍改憲NO!平和と市民自治のまちをつくるつどい」(主催―ZENKO滋賀、平和と市民自治のまち大津をともにつくる会)を開催しました。

 今年の全交は、東アジアの平和・非核化の実現をめざす大会となります。つどいでは、「安倍政権NO!戦争ではなく対話で東アジアの平和・非核化の道を歩もう」と題したイラク平和テレビ局代表・森文洋さんのお話で、市民の日韓連帯・国際連帯が必要であることを再確認。

 「つくる会」代表の中川てつやさんは「戦争ができる国と企業の儲けを保障する仕組みづくりへ、自治体の国家への従属と統制が強められている。大津市では窓口業務、保育園、市営ガスの民営化(大阪ガス・関電が名乗り)が進められ、総務省が強要する公共施設切り捨てで支所再編が進む」と事例をあげ批判。参加者から「日本や世界の運動、大津市のことを知れたのは良かった」と感想が寄せられました。

 「さあ、みんなで練習するで!」と、全交開会集会の舞台「安倍はクビ!日韓連帯100人合唱&ダンシング(韓国ろうそく集会の『これが国か』の日本語バージョン)」の歌と踊りを練習。「安倍はクビ みんな だまされないぞ」と盛り上がる場面もあり、その場で全交集会への参加希望者も増えました。みんなで舞台にあがりましょう。

(ZENKO滋賀・岩崎晴彦)


広島 岩国基地フィールドワーク/強化の実態伝えたい

 7月1日、ZENKO広島は6人で山口県岩国基地フィールドワークを実施した。

 同基地は、神奈川県厚木基地から米核空母ロナルドレーガン艦載機の移転が3月末に完了。60機の米海軍戦闘機の追加配備でそれまでの米海兵隊所属の戦闘機、海上自衛隊所属の航空機とあわせれば150機に及び、機数では極東最大の軍事基地となった。

 空母艦載機の配備により4月以降、陸上空母離発着(模擬着艦)訓練などが断続的に行われ、戦闘機離発着が激増。市民から騒音被害の苦情が倍増している。この爆音被害に対し、654人の市民が賠償を求める裁判が広島高裁で闘われている。

 フィールドワークでは、市民からは見えないよう巧妙に隠された262戸の将校級用の贅沢な米軍住宅(思いやり予算で建設)を目視できる場所を確認できた。参加者は「戦争のための施設には湯水のように税金を使うのか」と怒りを新たにした。

 ZENKOin大阪では、劇的な緊張緩和に逆行する岩国基地の強化の実態を展示し、全国の仲間に報告したい。

(ZENKO広島・日南田成志)

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