2018年08月10日 1538号

【円仏教星州(ソンジュ)聖地守護非常対策委員会 カン・ヒョンウクさん 犠牲を強いて真の平和はない】

 THAAD(サード)(高高度防衛ミサイル)配備は、朴槿恵(パククネ)政権下で決定された。弾劾訴追を避けるために「北風」(朝鮮の脅威)を利用しようとした。戒厳令さえ準備し、米政府にそれを受け入れさせるためにサード配備を急いだ。国会手続きも環境影響評価も省く違法な手段をとった。基地用地の取得費支出には国会の承認がいる。それを避けるために、国有地と交換した。

 問題は、文在寅(ムンジェイン)政権下で、追加配備を認めたことだ。数千人の警官を動員し、住民を弾圧した。文在寅は、外交を通じて中国、米国、朝鮮との関係を修復、改善してきた。平和の花は咲いたが、まだ実は結んでいない。米国を刺激しないようにソソンリを犠牲にしている。完全な平和の実を得るには、どのような場合でも犠牲を出してはならない。

 朝鮮半島の周辺国は覇権争いを続けている。サードは戦争の種になる。真の平和を得るために、世界の反戦平和勢力は、サードだけではなく、あらゆる武器、基地を撤去させることが必要だ。沖縄のようにあきらめることなく、連帯して闘おう。

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