2018年08月10日 1538号

【辺野古・南西諸島要塞化は戦争への道】

辺野古 沖縄平和市民連絡会 上間芳子さん 命がけで闘う知事支える

 翁長知事が埋め立て承認撤回を表明し、聴聞―撤回の間に、8月17日土砂投入を迎える。大浦湾のマヨネーズ状の脆弱な地盤では、どうやっても埋め立てはできない。4年間もボーリング調査が続く異常事態。埋め立て予定のたった4%に土砂投入するのは、県民をあきらめさせるためだ。

 政府は、承認撤回に対し、執行停止の裁判をおこすだろう。だが、活断層があり、現状でも危険。近隣の沖縄高専・久辺小中学校・高台の住宅など80か所が米国防総省の高さ制限にもかかる。「適用外」とごまかそうが、危険だ。

 警備員100人、沖縄県警70人で警護しないと車1台入れない。孫のような機動隊が力ずくで排除し、炎天下1時間も閉じ込める。熱中症で倒れてもおかしくないが、おじい、おばあは誰一人倒れない。新基地は沖縄を軍事要塞化し戦争への道を開く。絶対に負けるわけにいかない。

 翁長知事は命をかけ、県民と一緒に闘い続ける。9月那覇市長選と名護市議選、11月知事選。その後も県民投票と続く。まず、辺野古に。土砂投入阻止へ全国から支援を。

宮古島 てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会 当真まり子さん 本当は7割が建設反対だ

 7月27日東アジア平和へのキャンドル行動では、より高い目標を目指せば一つになれると確信できうれしかった。

 ミサイル基地敷地の5分の3が削られ、草木一つなく心が痛む。説明会で「住民の人権はどうなる?」の質問に、防衛省の回答は「分かりません」の一言。こんな基地の作り方はあり得ない。

 保良(ぼら)につくられる弾薬庫は集落まで200b。目と鼻の先だ。宮古島は土がなくすぐ石灰岩で、少し掘れば地下水が湧き薬剤が必要となる。もう少し掘ると薬剤はすべて海に流れる。こんな所に弾薬庫はできない。

 「保良地域活性化」を理由に自衛隊官舎100戸を要請する署名が100筆集まったと報道された。1人の議員が各戸訪問し、「とにかく名前を書いて」と、中味は何も説明せず集めたものだ。本当は7割の人が反対だ。

 千代田ゲート前で朝8時から1時間、毎週水曜夕方5時から1時間スタンディングする。手を振り返し、会釈し、たくさんの人が応えてくれる。環境を守り、平和な島を次の世代に残す。

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