2018年08月10日 1538号

【フィリピン MAPALAD KA 戦争と貧困に反対する市民連合 ポール・ガランさん】

 ドゥテルテ大統領は、独裁者マルコス元大統領一族の仲間だ。麻薬撲滅の名で貧しい人びとや政府に批判的な宗教家などを含む2万3千人を超法規的に殺害し、人権侵害を繰り返し活動家たちを逮捕。正義を求める「慰安婦」像撤去も命令した。

 安倍政権とドゥテルテの軍事提携が加速している。日本のODAで高速艇13隻、巡視船10隻を供与。自衛隊の多目的ヘリコプター、練習機などが譲渡された。ファシストの軍事支配を支援し、少数の支配者の利益を守るものだ。

 500万人が失業し、米や必需品は高騰し、高官たちは汚職まみれ。7月23日、左翼団体や非核フィリピンなど幅広い市民が手を結び、全国で反政権行動を行った。

 来年2月9〜10日、戦争・暴力・貧困に反対するマニラ平和大会にぜひ参加を。
ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS