2018年08月10日 1538号

【代案文化連帯(軍縮反戦平和行動) ユ・ミヒさん ろうそく革命後の課題は文化闘争で】

 南北、朝米首脳会談では、敵対的関係の終結など共通していた。韓国内の保守勢力と米国マスコミは「失敗会談」とけなした。

 しかし韓国民衆は82・4%が会談を支持し、文在寅(ムンジェイン)支持率も80%。朝米会談翌日の地方選挙では、革命的といえるほどの与党圧勝。「保守畑」と言われる釜山(プサン)、蔚山(ウルサン)、慶南(キョンナム)でも、基礎自治体(市町村など)議員まで勝利した。

 会談後、具体的合意がみられないのは、米中の覇権争いの影響だ。だが、南北政府に決断を促すのは民衆の闘いだ。平和の時代を拓いているのは一人の政治家ではない。南北分断後70年間、平和と民主主義を求めて闘ってきた労働者民衆の経験が凝縮され、ろうそく革命の波となった。

 だがアカがきえたところにマイノリティを置いて、排除と嫌悪の政治が継続。しかも大衆自らが選択している≠ニ言われる状況がうまれている。これには民衆の生活文化を変える闘争が必要だ。次世代へ闘いを継承するための拠点として、ZENKOも協力してくれた「アートホール」の建設を進めたい。来年1月、「韓日連帯ユース参加団―in沖縄」を成功させたい。
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