2018年08月10日 1538号

【朝鮮戦争休戦65周年 声上げるワンデーアクション 東アジア平和へキャンドル行動に1500人】

 ZENKOin大阪前日企画で7月27日、ワンデーアクションが関西各地と東京・足立区で取り組まれた。

 大阪では市役所要請からスタート。「組合差別不採用の東リ(株)はLIA労組員を職場に戻せ!」と同社西日本営業部にも初要請した。市民に背を向け要請書も受け取らない自民党大阪府連に猛抗議し、大阪府庁ではカジノ推進や森友学園認可を追及。リニア、JRローカル線切り捨て問題で初めての近畿運輸局要請。また、東京・足立区でも介護従事者と土屋のりこ区議らが要請を行った。

 原発問題では、日立製作所、三菱重工などに原発輸出反対の声を突きつけ、16時からの関電本店前・抗議集会へ。韓国慶州(キョンジュ)で月城(ウォルソン)原発廃炉や中間貯蔵施設反対運動に取り組むイ・サンホンさんは「フクシマ事故から私たちは学び、脱原発に取り組んでいる」と力強く発言した。

 アクションは、到着した海外ゲストとともに「朝鮮戦争休戦65周年 東アジアに平和を!キャンドル行動」に合流。呼びかけ人の水野直樹京大名誉教授は「朝鮮半島情勢は大きく変わった。冷戦の構造を変える時だ」と強調した。「休戦協定を平和協定に」―立場を超え広範な共闘となった集会では、朝鮮総聯大阪府本部や在日韓国良心囚同友会の代表らが登壇し和平の意義と思いを語る。

 韓国の参加者として「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」尹美香(ユンミヒャン)代表、サード撤去へ闘うカン・ヒョンウクさんも紹介された。

 韓国から贈られてきたろうそく革命のペンライトを1500人の参加者が持つ。ZENKO山川義保共同代表のリードで全員が「ピース!」。ろうそくが揺れる。平和を創る熱い願いを「PEACE」の人文字に込めた。セウォル号事件の『真実は沈まない』、朝鮮古謡『アリラン』など会場を鼓舞した川口真由美さんのパワフルな歌声で、御堂筋をパレードし、「対話で平和を」と市民に訴えた。



ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS