2018年08月17日 1539号

【東アジアの平和実現、沖縄・辺野古新基地阻止 ZENKOが秋の闘いへ 8・5全国実行委員会を開く】

 7月27〜29日、韓国・フィリピン・イラク・沖縄などのゲストと900人の市民が集い、国際連帯で東アジアの平和を実現しようと決議した2018ZENKOin大阪(第48回平和と民主主義をめざす全国交歓会)。その成功を踏まえ8月5日、東京、大阪をスカイプで結んで全国実行委員会が開かれ、引き続き東アジア平和・非核化、沖縄辺野古新基地阻止、安倍退陣へ闘う秋期行動方針を明確にした。

 全国実行委員長田中拓真さんがZENKOin大阪総括を提起。「南北・米朝首脳会談から朝鮮戦争終結へという歴史的な流れで、辺野古新基地も韓国のTHAAD(サード)(高高度防衛ミサイル)も存在意義≠失った。安倍打倒の鍵は東アジアの平和構築。この局面を切り開いたのは、韓国のろうそく革命や世界の反戦運動、地域から平和をつくっていく闘いだ」と国際連帯と3000万署名をはじめとするZENKO運動の意義を強調した。

 さらに「翁長(おなが)沖縄県知事の埋め立て承認撤回表明(7/27)の直後に、現地の闘い報告と論議で8・11県民大会、現地行動、選挙支援の意義を改めて確認できた。ワンデーアクションで取り組んだ朝鮮戦争休戦65周年『東アジアに平和を』キャンドル行動でも、デモと共闘でZENKOは力を発揮した。平和をつくる闘いはヘイト、排外主義を許さない闘いでもある」と訴え、全体で2018ZENKO決議文を確認した(全文はZENKOホームページに掲載)。

東アジア平和へ新署名

 秋期方針論議では、全体集会で決議された東アジアの平和実現への署名運動をめぐり、活発な意見が交わされた。

 改憲NO!3000万署名とともに、今なぜ新たな署名を開始するのか。それは、米朝会談以降もその意義を低め平和構築前進を妨げる政府・メディアのキャンペーンに対し、米朝共同声明から朝鮮戦争終結、平和協定実現を支持する世論をつくりだすためだ。地域で広く市民に働きかけ対話する。そのためには市民が一目見てわかるものに、などの意見も受け、名称は「東アジアの平和を求める署名―6・12米朝共同声明を支持し、朝鮮戦争終結・平和協定締結の実現を求める署名」と確定。8月11日の沖縄県民大会と連帯行動からスタートする。

 また、引き続き韓国・沖縄との連帯強化に向け、10、11月団結まつりと12月集会(スピーキングツアー)に韓国・沖縄のゲストを招請。来年1月、日韓連帯ユース参加団in沖縄も呼びかけられた。

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