2018年08月17日 1539号

【オスプレイの横田基地配備ストップ 日野市内の飛行コース直下をパレード】

 8月4日東京・日野市で、猛暑の中、市民70人が参加して「欠陥機オスプレイから市民の安全を守るパレード」が取り組まれた。去る4月、前倒し配備が発表される中で行動を開始した「オスプレイの危険と配備を考える日野懇談会」が主催。呼びかけ人には、ランディング飛行ルート直下の地域に住み、市議会で配備問題を取り上げてきた無所属の有賀精一議員や共産党議員も加わった。日野市は横田基地滑走路南端からまっすぐ南へ約8キロに位置する。

 主催者の古荘斗糸子さんから「横田配備の目的として災害救助と言ってきたが、この夏の甚大な豪雨被害には全く出動することもなかった。嘘であったことを自ら明らかにした。パレードは違法な騒音被害を受け、墜落の危険と隣り合わせを強いられている居住地の狭い生活道路を歩きます」とあいさつがあった後、出発した。

 行進中にも、隊列の真上をKC135輸送機が飛行し、爆音に直面した多くの参加者から「これはヒドイ」などの声が上がっていた。

 パレード後の集会では、市民が次々とマイクを握った。近隣に住む市民からは「高層団地の屋上スレスレに飛ぶオスプレイを見て怖くなった。しかも、不安定な転換モードで飛んでいて、事故がいつ起きるか不安で仕方ない」。また、「横田基地の軍用機とは無縁だった東久留米市(多摩東部)にもオスプレイが飛んでくるようになった。先日は街道の上空でホバリング訓練までやっていた」との発言もあり、今後も継続して取り組むことを確認し合った。

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