2018年08月31日 1540号

【県民大会に呼応して/首都圏大行動 2800人/沖縄差別許さず 本土から行動を】

 東京では「埋めるな!辺野古 沖縄県民大会に呼応する8・11首都圏大行動」が取り組まれた。

 会場の東池袋中央公園は昨年8月も沖縄県民大会と同じ日に集会が開かれた場所。昨年は800人だった参加者が今年は2800人に上った。冒頭、翁長雄志知事の死を悼んで「沈黙のとき」をもつ。「翁長知事の遺志をつぎ 辺野古新基地は造らせない」の横断幕が掲げられた。「私たちはあきらめません 安らかにお休みください」と記された大きな知事の遺影を掲げる人もいる。

 沖縄環境ネットワークの花輪伸一さんが主催者あいさつ。「大行動の実行委員会には50近い団体が参加し、総がかり行動実行委員会などの賛同も得た。札幌、帯広、青森、宮城、静岡、愛知、三重、京都、大阪、兵庫、福岡など各地で沖縄に連帯する行動が行われている。辺野古新基地建設絶対反対を私たち自身の問題と捉え、全国の市民の声をさらに大きくし、埋め立て阻止を力強く訴えなければならない」と呼びかけた。

 「翁長知事がヤマトに向かって言った『ウチナーンチュウシェーティナイビランドー(沖縄の人をなめてはならない)』の言葉は私たちの心を鷲づかみにした。翁長さんが遺した思いを引き継ぎ、ここ東京の足元から行動を起こそう」と声を振り絞ったのは、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの青木初子さん。都内の大学に通う佐川由佳梨さんは「本土の人間は無意識のうちに沖縄に負担を押しつけているのではないか。中央に近い東京だからこそ、もっと発信していかなければいけない」と決意を語った。

 「県民大会に7万人が集まった」との報告に歓声と拍手がわき起こる。池袋駅周辺デモでは「安倍政権は工事をやめろ」「沖縄差別を許さない」「首都圏で止めよう」と街行く人にアピールした。

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 「辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会」は8月16、17の両日、防衛省前で抗議の座り込み・宣伝行動を繰り広げた。



8.11全国各地で沖縄連帯行動

 大阪でも8月11日、「STOP! 辺野古新基地建設! 大阪アクション」が呼びかけた集会・デモで250人が連帯の声を上げた(米領事館前)。ZENKOは、その他京都・大阪・兵庫など5か所で署名・宣伝を行い連帯を訴えた。

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