2018年09月14日 1542号

【東アジアの平和求める署名で 安倍退陣を ZENKO実行委員長が訴え】

 4・27南北首脳会談、6・12米朝首脳会談を契機として、東アジアの情勢は大きく平和の方向へと転換しています。

 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は8・15光復節記念式典で「南北関係の発展は朝米関係進展の付随的な効果ではない」と述べ、南北関係の発展で非核化と終戦宣言を後押しする強い意志を示しました。9月中に第3回南北首脳会談が開催され、9月末国連総会での南北米中4か国の朝鮮戦争終戦宣言も追求されています。

 しかし、日本政府・マスコミは南北、米朝協議での対立のみを強調。安倍政権は2018年版「防衛白書」で朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)について「核・ミサイルの脅威の基本的な認識に変化はない」となお脅威を煽り、19年の軍事費概算要求は過去最大5兆2986億円に上ります。沖縄・辺野古新基地建設を強行し、総裁3選から秋の臨時国会にも改憲発議を狙っています。安倍政権こそ東アジア平和の脅威、妨害者です。

 沖縄では翁長知事の遺志を継ぎ8月31日、県が辺野古埋め立て承認を撤回しました。9月30日知事選ではオール沖縄の玉城デニー氏の当選を勝ち取り、新基地建設の断念に追い込みましょう。

 今こそ市民の声を集め、国際的な平和への動きを後押しすることが重要です。ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)は、12月に「日韓連帯スピーキングツアー」を実施します。来年1月には「日韓連帯ユース参加団in沖縄」を企画し、日韓の若者が沖縄戦の歴史や慰安婦問題、辺野古基地問題で交流を深めたいと思います。

 そして地域から、「9条改憲NO!3000万署名」と「東アジアの平和を求める署名(6・12米朝共同声明を支持し、朝鮮戦争終結・平和協定締結の実現を求める署名 )」(http://www.zenko-peace.com/peace-asia)を集め、朝鮮半島の非核化・平和と安倍政権退陣を実現しましょう。

(2018ZENKOin大阪実行委員長・田中拓真)

 
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