2018年10月05日 1545号

【共謀罪適用狙う関西生コン不当逮捕/労働組合つぶしの大弾圧に抗議集会】

 「労働組合つぶしの大弾圧に抗議する9・22緊急集会」(同集会実行委員会主催)が大阪市内で開催され、会場超満員350人の熱気に包まれた。主催者は「集会を決めたのは2週間前。緊急の企画だったが、こんなにも多く参加いただいた」と感謝を述べる。

 連帯ユニオン関西生コン支部に対し、8〜9月にかけて、滋賀、京都、奈良、大阪、和歌山の警察が連携。「暴力団・テロ対策」の組織犯罪対策課が動き、武健一執行委員長をはじめ20人もの役員・組合員を逮捕した。かつてない大弾圧を許さないと、抗議・反撃の緊急集会だ。

 関西生コン支部は、業種別労働運動の先進的実例を築き、反戦平和・沖縄連帯運動を力強く闘ってきた。労働組合は憲法28条(団結権・団体交渉権・団体行動権)で、ストライキを構え、団体交渉で資本と対峙する権利を有する。それを「威力業務妨害罪」や「脅迫罪」容疑とでっち上げ、逮捕や家宅捜索。「共謀罪」の適用も狙ったもので、絶対認めるわけにはいかない。

 各団体は、「関生支部だけではなく、労働運動、市民運動全体にかけられている攻撃」と強調。「憲法28条に権力がケンカを売ってきている」(大阪教育合同労組)ことに反撃と連帯をアピールした。なかまユニオン井手窪啓一委員長、ZENKO山川よしやす共同代表も、滋賀県警や大阪府警に対する毎土曜抗議行動への参加を熱く訴えた。

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