2018年10月05日 1545号

【地域から3000万署名/東アジア平和署名】

「平和関係樹立」へ/市民の目は変わった

 東アジアの平和を求める署名が、都内の様々な場所でスタートしている。6・12米朝共同声明以降、朝鮮半島に対する「危機意識の拡大」から「平和関係の樹立へ」と市民の目が明らかに変わった、という共通の反応が見られる。

 9月12日のノー・ハプサ(NO!合祀)第2次訴訟の場では「韓国から来日された3人の原告の思いに応え連帯の意を込めて集めたい」と主催者の了解を得て参加者に声かけ。「大切なこと。署名用紙を何枚かください」と持ち帰る人も。17日のさよなら原発集会では、ZENKOブースの中で、3000万人署名と合わせて協力を呼びかけた。

 22日からはポレポレ東中野で「福島映像祭」が開かれている。映画館責任者の協力を得て、出入り口で署名集めを行った。映画が終わって出てきたある男性は、署名をじっくり読んでから「安倍首相あての署名なんだから、安倍やめろではなく、植民地・侵略の反省に立って平和への役割を果たせ、と要請するほうがいいのでは」と意見する人も。

 23日には「月桃の花」歌舞団が主催する千葉・浦安公演会場でも署名を呼びかけ。見に来ていた朝鮮人学校の教員は「この時期、いいことです」と話した。


大阪 戦争法3年に共闘行動/沖縄知事選の訴えも

 9月19日、3000万署名行動を大阪・枚方(ひらかた)市の市民アクション共闘行動として、枚方市駅前と樟葉駅前で行いました。戦争法強行成立から3年のこの日、あらためて安倍首相の改憲の速度が早まっていることに危機感をもちます。

 マイクを握る手塚隆寛枚方市議は「南シナ海での潜水艦の演習は東アジアの平和に逆行している。改憲は許さない」と力強く訴えました。

 手塚美子さんは、自ら参加した8・11沖縄県民大会を報告し、「知事選では絶対に翁長知事の遺志を受け継がねば!」とアピール。今後9月24、28日に署名と沖縄支援の情宣行動、29日には枚方・交野(かたの)署名実行委員会で、沖縄出身の賀数勝次さんによる沖縄学習会を予定しています。

 署名行動に参加したTさんも知人から集めた東アジア平和署名をたくさん持ってきました。ようやく涼しくなり、全戸訪問も力が入ります。

 秋の国会での改憲発議をさせない取り組みを頑張らないとと決意しています。

(枚方・交野署名実行委員会 戸川悦子)
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