2018年10月05日 1545号

【知事選勝利で辺野古 改憲止める/戦争法3年 総がかり行動が集会/日比谷野音に4800人結集】

 9月19日、「戦争法から3年、安倍9条改憲NO!沖縄・辺野古新基地建設阻止!日比谷野音集会」には会場からあふれる4800人が結集。壇上に「この政治を、チェンジする」が掲げられる。

 総がかり行動実行委員会の高田健さんが主催者あいさつ。「戦争法強行後、安倍政権は南スーダン日報問題に象徴されるウソで、戦争状態の地域に自衛隊を派遣した。シナイ半島の多国籍軍への派遣、南シナ海への潜水艦派遣は、絶対に許されない。沖縄県知事選で翁長さんの遺志を継ぐ玉城デニー候補を支援しよう。南北首脳会談―平壌(ピョンヤン)共同宣言調印を支持し、朝鮮半島・東アジアの非核化をやりとげよう。9条改憲案の国会提出、発議、参院選前の国民投票など乱暴な動きを阻止しよう」

 立憲野党議員の戦争法批判、沖縄知事選支援の発言に続き、「安保法制に反対する学者の会」上野千鶴子さんが喪服姿で登壇。「3年前の今日、日本の民主主義は死んだ。だが、安倍内閣の数々の憲法違反に、世論はモリ・カケに納得せず、改憲も望まない。不死鳥のごとく、繰り返し民主主義はよみがえる」と強調した。

10・1辺野古大結集へ

 辺野古阻止への発言に大きな拍手がわく。止めよう辺野古埋め立て国会包囲実行委員会・青木初子さんは「国会の上に日米合同委員会、憲法の上に日米地位協定を置く日本政府。0・6%の沖縄を弾圧し踏みつぶして、日本の平和はあり得ない。命(ぬち)どぅ宝の島をとりもどそう」と力強くアピール。

 沖縄平和運動センター議長の山城博治さんが続く。「誇りを捨て政府の交付金のために走り回る連中に翁長さんの死を冒涜(ぼうとく)させるわけにはいかない。玉城デニーさんは、翁長さんが後を託した沖縄の戦後史を象徴する政治家。差別を受けた人だから、政治の光が当たらない弱い人びとのために、犠牲を強いられ圧力を受け続ける県民のために闘ってくれる」と玉城デニー勝利の意義を語る。「選挙後、工事強行があるかもしれない。参院選でオール沖縄の伊波洋一さん当選翌日、高江に機動隊を投入した安倍政権だ。10月1日、辺野古に大結集しよう」。拳を握り『今こそ立ち上がろう』を歌うと会場は一つとなった。

 総がかり行動・福山真劫さんが行動提起。(1)沖縄知事選勝利へ支援する(2)3000万署名をやり抜き改憲発議を許さない(3)10月19日国会前、11月3日国会正門前、大衆運動で安倍を引きずりおろす。

 参加者は三線(サンシン)、カチャーシーを先頭に銀座パレードで市民にアピールした。

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