2018年10月12日 1546号

【オスプレイ正式配備 許すな/横田基地ゲート前で抗議】

 オスプレイの米軍横田基地正式配備を翌日に控えた9月30日、基地に隣接する東京・福生(ふっさ)公園で「オスプレイ正式配備反対集会・デモ」が行われた。台風24号の影響で雨足が強まる中、立川自衛隊監視テント村や横田基地公害訴訟原告団(第9次)ら地元の市民約60人が参加した。

 主催者の横田行動実行委員会は「CV22オスプレイは米空軍で危険な特殊部隊が使う。イスラエルでさえ買わない高くて危ないオスプレイを、自衛隊は3600億円かけて17機も買う。日米安保の地位協定を問題にすべきだ」。原告団長の福本道夫さんは「夜間の低空飛行訓練や吊り上げ訓練を行い、大型バイクが壊れて鳴るような騒音を出す。通常ヘリの飛行高度は地上330b以上の取り決めがあるが、オスプレイは150b。普天間基地近くの人も『何かあった時の着陸地点すら選べない高さ』と驚いていた。中止させよう」と訴えた。

 パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会の山口ちはるさんもかけつけ、「陸上自衛隊木更津駐屯地はオスプレイの整備基地で、いま2機目、3機目も格納庫に入っているが、これまで試験飛行はさせていない」とエールを送った。

 集会後は横田基地のフェンスと米兵相手の店舗に挟まれた道路を約3`にわたってデモ行進し、「オスプレイは沖縄にも横田にもいらない」「辺野古基地建設反対」と叫んだ。ゲート前では申し入れを無視する米軍に抗議。航空自衛隊航空総隊司令部の担当官には「朝鮮半島で軍事緊張緩和が生まれた。外交によるしかアジアの平和はつくれない。危険なオスプレイは不要」との申し入れ書を手渡した。

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