2018年11月09日 1550号

【関西電力本店前で「原発止めろ」】

 大阪では全交関電前プロジェクトが関西電力本店前を中心に反原発ワンデーアクション。午前9時市役所前のスタート情宣から20時の終了まで参加者はのべ60人となった。

 大阪市へは「市は関電に経営の透明性を求めているが、市民に対する関電の不誠実な応対について、来年の株主総会ではなく早急に改善を求めよ」と要請。続いて2コースに分かれ関電支社・営業所に要請行動。入れ墨処分裁判闘争の当事者が要請に飛び入り参加する場面もあった。

 15時からの本店前行動では、コールとともに、子ども脱ひばく裁判の会共同代表の水戸喜代子さん、反原発自治体議員市民連盟の市議、阪神市民放射能測定所など次々と連帯アピール。原発賠償関西訴訟原告の武石和美さんや、12月14日控訴審弁論を控える原発賠償京都訴訟団の共同代表・福島敦子、堀江みゆきさんらも傍聴支援を訴え、多岐にわたる運動の確認ができた。

 ひときわ目を引いたのは、ドラム缶をかついだ関電周辺ぐるりデモだ。韓国で交流し学んだ、視覚に訴える放射性廃棄物のドラム缶は、未来に放射能被害を背負わせない、との思いを込め作ったもの。「大飯・高浜原発止めろ!」とみんなでコールした。

 関電前行動の活性化を、と考えたワンデーアクション。平日昼間だったが、いつも以上に多数の参加で、すべての反原発運動とつながる重要性を実感した一日となった。

(全交関電前プロジェクト・秋野恭子)

ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS