2018年11月09日 1550号

【改憲案出すな 新基地断念せよ/臨時国会開会日行動に1200人】

 臨時国会が始まった10月24日、改憲案国会提出に反対し、辺野古新基地建設断念と共謀罪廃止を求めて1200人が衆院第2議員会館前に集った。総がかり行動実行委員会など3団体が共催した。

 司会の菱山南帆子さんが「安田純平さん解放の情報を喜び合いたい。沖縄県知事選と那覇市長選のダブルパンチを食らって安倍政権はノックアウト寸前。ウチナーンチュは立ち上がっている。今度は私たちの番だ。臨時国会を改憲発議国会に絶対にさせてはならない」と口火を切る。

 立憲民主・国民民主・共産・社民各党と無所属の国会議員があいさつ。「安倍政権はきょうに至るも西日本豪雨災害、北海道の震災、大阪の地震・台風被害に補正予算を1円もつけていない。国民の生活、災害の被害に全く関心を示さない内閣には退陣してもらおう。安倍改憲案は自民党総務会も経ていない。勝手につくった“たたき台もどき”など憲法審査会で議論できない」(福島みずほ参院議員)と改憲発議阻止を強くアピールした。

 参加者から「関西生コン事件では労働組合が交渉したことが“恐喝”、争議行為が“威力業務妨害”とされ、数十人が逮捕された。メールやラインもごっそり持っていかれた。共謀罪適用のリハーサル弾圧だ」(共謀罪NO!実行委員会・海渡雄一弁護士)「3000万署名は2万6千筆を超えた。左派だけでなく、保守の人びととも手を組む幅広い運動が必要」(活かせ9条松戸ネット・麻場文男代表世話人)と訴えがあった。

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