2018年11月16日 1551号

【平和は平等、民主主義、連帯とともに/代案文化連帯 ユ・ミヒさん】

 地球上唯一の分断国家、朝鮮半島から平和の風が吹いてきた。朝鮮戦争後65年間の分断と軍事的対決が終止符を打つことを願う。あらゆる政治的抑圧と経済的搾取の理由であったのが、分断だった。

 分断は解消されるか。残念ながらそうだとは言えない。朝鮮半島の緊張を維持しようとする勢力の抵抗は生易しいものではないからだ。米朝会談の進展は不透明で、終戦宣言の日程は明らかではない。

 韓国政府も朝鮮半島を軍事的対決の場とする政策を変えていない。10月済州(チェジュ)カンジョン海軍基地で国際観艦式を行い、軍事力を誇った。市民を暴力的に鎮圧した。10月26日、国防部長官は「環境アセスメント後、サード(高高度防衛ミサイル)正式配備の手続きを進める」と回答した。

 朝鮮半島からの平和の風はどこに向かっているのか。平和は平等とともに、民主主義とともに、連帯とともになければならない。真の平和の時代を築いていこう。

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