2018年11月23日 1552号

【老朽東海第2原発動かすな/東電旧経営陣に有罪判決を/首都圏反原連 国会前行動】

 11月11日、首都圏反原発連合の「原発ゼロ☆国会前行動」 に2500人が参加。ライブにトーク、コールで「原発ゼロ基本法案を審議せよ」「再稼働反対」「原発ゼロ政権の誕生を」と声を上げた。

 自由・共産・立憲民主・社民各党議員は「経済産業委員会は他に審議する法案がないのに、“原発ゼロ基本法案”を棚ざらし。審議しろ」と抗議。市民連合の中野晃一さん、元NHKヨーロッパ総局長の大貫康雄さん、菅直人元首相、作家の山川健一さん、精神科医の香山リカさんら多彩な人びとがマイクを握る。

 元通産官僚の古賀茂明さんは「原子力損害賠償法改正案で電力会社の最大賠償額が1200億円に据え置かれた。実際は除染を含め10兆円を超え、国が立て替えている。とんでもない」と怒る。国際環境NGO FoEジャパンの満田夏花(かんな)さんは東海第2原発の20年運転延長認可について「日本原電は2011年以降、東電からの3千億円超の支援で生き延び、安全対策費1740億円も自力調達できない。老朽化し被災した原発を動かす資格はない」と行政不服審査法に基づき異議を申し立てる考えを明らかにした。

 福島原発告訴団団長の武藤類子さんも駆けつけ、「原発事故で避難の途中、双葉病院の患者さんは悲惨な死に追いやられた。『(大津波予測を)知らない』『聞いてない』と繰り返す東電元幹部3被告は無責任。罪がある」と厳正な判決を求めた。

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