2018年11月30日 1553号

【大阪・枚方市で市民自治の集い/市民の力で市政 国政変える】

 11月18日大阪・枚方市内で、市民が声を上げ市政、国政を変えようと「市民自治を考える集い―さよなら安倍首相 維新市政―」(主催、同実行委員会)が開かれた。

 手塚たかひろ枚方市議が基調報告を行った。「民営化の推進で市の非正規職員比率は3割を超えている。2018年度は生涯学習市民センターと図書館に、実質民間委託となる指定管理者制度が導入された。市民負担で民間業者のもうけを生み出すものだ」。

 強調されたのは「市民が声を上げれば市政を変えることができる」という経験だ。香里ケ丘中央公園への「美術館建設の白紙撤回」の取り組みは市長選の争点にまでなり勝利した。要因は、市民が毎朝のミーティングで情報共有、大事なことはみんなで決めることの徹底、署名、シール投票、絵本作りなどあらゆることをあきらめずにとりくんだこと。その市民力≠ヘ現在の「香里ケ丘図書館を見守る会」の運動に続いている。

 木村真豊中市議は「森友学園問題」について講演した。「瑞穂の国小学校」の看板に疑問を持ったことをきっかけに、「皇民化教育」の学校を自分たちの街には作らせないとの思いで「国有地を売却して金額は非公開?」とビラ3万枚を配布。一気に全国に広がったが、「地元の気になる問題≠ノついて調べ、市民と情報共有し、市民とともに動く。これまで通りの活動がたまたま大きな問題にぶちあたっただけ」と市民とともに≠フ姿勢は一貫している。

 会場の市民から、市議と連携した情報提供や発信などへ活発な意見交流も。福祉・介護を考える「すずらんの集い」松田久子代表は「議会改革で要望書を枚方市に提出したが、まだまだ市民派の議員が必要」と訴え、両市議と松田さんら3人は「来年は議員として再会しよう」と固く握手。激励の拍手に包まれた。

 地域集会などが呼びかけられ、翌日は19行動として署名・宣伝も取り組まれた。

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