2018年12月21日 1556号

【住民の命をまもれ 自衛隊実弾演習反対あいば野集会】

 12月8日、滋賀県高島市で開催された「住民の命をまもり、自衛隊の実弾演習に反対するあいば野集会」。市民アクション滋賀が呼びかけ県内平和団体がこぞって参加する画期的な統一集会となり、350人が参加した。

 11月14日、陸上自衛隊あいば野演習場で迫撃砲の訓練中、国道303号に砲弾が直撃、その破片が停車していた民間車両の左側後部ドアの窓ガラスを損傷する事件が発生した。2015年7月の重機関銃による民家の屋根と天井を貫通する事件に続くもので、一歩間違えは大惨事となる重大事故であった。

 集会では、主催者から「演習場の中に1時間に400台が通行する国道がある。実弾演習すると必ず事故は起こる。ただちに中止を」と訴えた。被害現地近くに住む是永宙(これながひろし)高島市議は「子どもが4人いて、通学路近くでの事故だ。これだけの爆発力に、撃った方も事故に気付くはず。陸上自衛隊は、演習場外に着弾か、その疑いのある場合は直ちに射撃を中止する規定があるのに演習をやめなかった。地元住民は不安と恐怖でいっぱいだ」と、命より人を殺す戦争の訓練を優先した自衛隊に演習中止と事件の徹底究明を求めた。デモ行進も行われ、実弾演習を2度とするな!来年2月にも予定される日米合同軍事演習反対を訴えた。

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